出品作家である陶芸家 明石朋実先生がご来館下さっています。
明石先生に作品の見どころをインタビューいたしました。
明石先生より:装飾が、表面に凹凸がある作品で、光の加減で反射が変わります。みずみずしい、すがすがしい感じが文様と反射の具合で表現できればと思って作りました。
文様は釉薬の「つぶ」を筆で一粒一粒ののせて、意図的にこのような文様になるように作り出しています。
出品作家である陶芸家の屋我優人先生が本日来館してくださっています。
先生に見どころについてインタビューいたしました。
屋我先生より:あまり抽象的でなく、具象的に表現している美を見ていただきたいです。作品の表面を彫ることで釉薬をためる「影青(インチン)」という技法で、表面が影のように青く出てきています。また、表面の白い模様のところは、ろくろを回したのと同じ土を貼りつけています。プラス(貼る)とマイナス(削る)仕事をしているので、層が三段階あり、青の中に白の模様が浮き出ています。
表面には結晶があります。じっと近づいて見ていただくとわかります。そこも見てください。
分館爲三郎記念館にて開催中の土屋公雄先生の関連茶会「渓山名月の茶会」を庭園茶室 知足庵にて開催いたしました。
茶席のはじめには先生がご登場。作品の解説をしてくださり、お客様からの質問にも気さくにおこたえくださいました。そして本席は土屋先生が御嶽山から流れでた玄武岩の石のくり抜いて作成された「水指」(※蓋は、アフリカの御影石)をはじめ、先生の展示作品を連想させる茶道具を取り合わせ、主菓子も土屋先生の監修「下萌」一朶製で抹茶を一服皆様にお楽しみいただきました。
茶室へ向かう途中には先生の作品が、こっそりとお出迎えです
待合
床には、本展覧会の核心となっている先生の作品〝山” 。銀箔は、雪を見立てております。
土屋先生による作品解説
席のはじめに、一晩おいた水が入った先生の水指から一杓ずつ〝きき水”をお楽しみいただきました。
「下萌」一朶製。通常の下萌よりも絞り上げることでスタイリッシュな和菓子に仕上がっており、銀箔がほどこされています。
茶室「知足庵」
現在、分館爲三郎記念館で開催中の愛知県立芸術大学退任記念「土屋公雄展~ときめきの庭/記憶の部屋」(3/1まで)が本日の中日新聞(朝刊)市民版にて紹介されました。
2020年2月18日(火)
中日新聞朝刊/市民版
1月18日は、初代館長 古川爲三郎のお誕生日です。本年は生誕130年を記念した茶会を行いました。
屏風の前には、爲三郎さんが登場し、遺愛の品、茶道具で皆様をお迎えしました。
ご参加くださった皆様ありがとうございました。
寄り付きの様子
令和2年(2020年)1月18日は、初代館長 古川爲三郎の生誕130年となります。この節目を迎えるにあたり「古川爲三郎伝-その歩みとひととなりー」を刊行いたしました。本書をとおして初代館長 古川爲三郎へ今一度思いを寄せていただければ幸いです。
「古川爲三郎伝-その歩みとひととなりー」
「古川爲三郎伝-その歩みとひととなりー」令和2年(2020年)刊行
ある年のお誕生日【中曽根総理大臣からの祝い花とともに】 「男91歳」収録の様子、写真左は長男・勝巳氏(現・爲三郎記念館「大桐の間」にて)1981.01
100歳を迎えた古川爲三郎(平成2年)
古川美術館開館(平成3年)
名古屋随一の料亭『松楓閣』のお食事と、古川美術館・分館爲三郎記念館のご鑑賞がセットになったプランができました。四季の表情を望む風光明媚な老舗料亭の美食と、展覧会のご鑑賞がセットになった大変お値打ちなセットです。ぜひご利用ください。