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古川美術館新春特別展 十六代永楽善五郎×近藤浩乎 源氏五十四帖茶陶展-陶と書の饗宴
紫式部が平安時代に執筆したとされる日本屈指のベストセラー「源氏物語」。文化が発達した江戸時代には広く一般に浸透し、文章のみならず挿絵、あらすじ本など様々な手法で表現されてきました。その源氏物語の世界を陶で体現した陶工がいます。16代永楽善五郎。永楽家は室町時代末期から、千家十職の土風炉師を勤め、現在では広く茶陶を手掛けています。その16代目永樂即全(1917年-1998年)は戦中の苦しい中でも焼き物の灯をともし続け、戦後に畢生の大作を発表します。それが『源氏物語五十四帖』の茶陶です。
茶陶としての用を捉えつつ、源氏物語の世界をいかに捉え、いかに表現するか。発表直前まで源氏物語の研究を深めた16代永楽善五郎の源氏物語の世界を、現存する書道家・近藤浩乎の書と共にお届けします。五十四帖すべてが揃うのは2008年以降となり、さらに名古屋では28年振りの公開となります。源氏物語五十四帖の茶陶の圧巻の世界観をお楽しみください。
会期 | 2025年1月7日(火)~2月9日(日) |
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休館日 | 月曜日 (但し1月13日(月・祝)は開館し翌平日休館) |
会場 | 古川美術館 |
主催 | 公益財団法人古川知足会 古川美術館 |
後援 |
愛知県教育委員会 名古屋市教育委員会 公益社団法人 日本書芸院 公益財団法人中部日本書道会 中日新聞社 CBCテレビ 東海テレビ、スターキャット株式会社 |
開館時間 | 午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで) |
爲三郎記念館特別展 玄之会選抜展~かなの美
日本独自の文字「かな」は、男女の機微や自然の風情の細やかな描写を可能にし、和歌や物語をはじめとして、文学の可能性を様々に開花させてきました。かな文字は、同じ音でも使用する文字や大きさ、連綿を自在に変化させて空間に唯一無二世界を創出し、今なお、無限の可能性を秘めて私達を魅了しつづけます。
本展では、長きにわたってかな書を研究してきた玄之会の書家たちの作品を紹介します。連綿が生み出す流れや墨の濃淡による構成と造形の妙、文字の素体の美しさなど、多様な作品から、流麗にして壮大、繊細さと力強さを併せ持つ「かな」の世界をお楽しみください。
≪出品書家(玄之会)≫
近藤浩乎 出 清峯 村瀬俊彦 衣川彰人
小河史苑 加藤博子 覚前好美 久徳蓬香
芝崎玲華 永平巳旺子 西村桂楓 野村清涼
三浦清舟 村瀬季舟 笠井和子 長谷川翠流
光岡幸仙 山田有華
会期 | 2025年1月7日(火)~1月26日(日) |
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休館日 | 月曜日(月祝の場合は開館、翌平日に休館) |
会場 | 公益財団法人古川知足会 爲三郎記念館(旧古川爲三郎邸) |
主催 | 公益財団法人古川知足会 |
後援 |
愛知県教育委員会 名古屋市教育委員会 公益社団法人 日本書芸院 公益財団法人中部日本書道会 中日新聞社 CBCテレビ 東海テレビ、スターキャット株式会社 |
協力 |
玄之会 |