古川勝己について

大正3年(1914)に爲三郎の長男として生まれた勝巳は、爲三郎と共に日本ヘラルド映画を設立し、その人生を映画に捧げました。日本において短編映画が主流であった時代に、海外の本格的な長編映画を扱い、日本映画界に新風を巻き起こしました。その後は、『エマニエル夫人」などのヒット作を生み出し、昭和60年(1985)に勲三等旭日中綬章を受章。しかし米・アカデミー賞の監督賞、撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞の四部門にわたってノミネートされた黒澤明監督『乱』が最後の作品となり、昭和61年(1986)父・爲三郎より先に他界。
詳しくは古川勝巳の生涯を記した「古川勝巳」をご覧ください。

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