現在の展覧会

古川美術館 第2回 新風景の会絵画展「名古屋の風景」

「風景の会」を前身とし、その自由な芸術的精神を継承する風景画家の団体「新風景の会」による絵画展の第2回を開催いたします。
≪風景の会≫とは1986年に《中部画壇に新風を》と、当時の中部地方の日本画、洋画、版画を代表する作家たちが集い設立した風景画家の団体です(2020年に休会)。
所属団体や会派の枠組みを超えた自由な立場での活動で注目を集め、更に世相や時事問題といったタイムーなテーマや、その土地の歴史や社会情勢などを反映したテーマを設定し、同人が一斉に取り組むスタイルも話題になりました。この風景の会の精神を引き継いで「新風景の会」が新たにスタートし、本年は第2回展として「名古屋の風景」をテーマに開催します。新進気鋭のメンバーを新たに迎え、中部画壇を代表する実力派の34名が勢ぞろいします。
風景の会が大切にしてきた、自由と相互の尊重をもとに切磋琢磨し、それぞれの表現で取り組む「名古屋の風景」を、是非、お楽しみください。

平井誠一「うつり」

木村光宏「うららか(守山区翠松園)」

加藤茂外次「埠頭をわたる風 」

田内公望「名古屋市農業センター、deraファーム 」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出品作家 (敬称略 50音順)

会員

招待作家

浅野秀和  

鈴木喜家  

稲垣草児  

大島幸夫  

瀬永能雅  

近藤朗   

尾中真理  

傍島幹司 

芝康弘  

片岡美鈴  

田内公望  

田中宏治  

加藤厚     

竹内恵利子 

林繭子   

加藤鉦次  

林  真  

森川美紀  

加藤哲男

早瀬 玲  

山下孝治  

加藤茂外次

平井誠一  

吉川咲江  

木村光宏  

古田年寿  

 

小西雅也  

牧野環   

 

小林雅英 

栁瀨雅夫 

 

斎藤吾朗  

山田隆量  

 

榊原康範 

山本秀樹  

 

 会期  2025年8月23日(土)~9月21日(日)
 休館日  月曜日 (但し1月13日(月・祝)は開館し翌平日休館)
 会場  古川美術館
 主催  新風景の会
 協力
 古川美術館
 後援
 中日新聞社、CBCテレビ
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

 

分館 爲三郎記念館 特別企画 「生誕110年 加藤舜陶展」

分館爲三郎記念館では生誕110年を記念して“加藤舜陶展”を開催します。陶芸家・加藤舜陶は「陶芸 灰釉系技法」の愛知県指定無形文化財保持者です。舜陶は愛知県瀬戸市で最も古い窯業地のひとつとして知られる赤津に、製陶業を営む家に生まれます。「灰釉の舜陶」として主に日展で活躍し、酸化コバルトを下地に灰釉を掛けた碧彩をつくり出し、灰釉技法の幅を広げます。その後、透明感ある釉調が特徴となる瀬戸伝統の御深井釉の研究のほか、次々に新しい技法を取り込んで灰釉の表現の幅を広げました。82年に愛知県芸術文化功労賞、87年には勲四等瑞宝章を受章。1991(平成3)年、第23回日展において灰釉花器「悠映」で内閣総理大臣賞を受賞します。94年には「陶芸 灰釉系技法」で愛知県指定無形文化財保持者に認定されました。長年にわたり日展や新聞社が主催する公募展の審査員を務め、また、地元の瀬戸陶芸協会会長を歴任されるなど、後輩の指導・育成にも尽力しました。 
今回、加藤舜陶のご子息様より、26点の舜陶作品をご寄贈いただきました。それをご紹介するだけでなく、灰釉の舜陶として名を馳せた“加藤舜陶”を改めの多くの方に知っていただく機会と致したく、本展を開催いたします。
あわせて、作品と同じく多数お預かした貴重な舜陶作品をグッズとして、爲三郎記念館のコーナーでも特別価格で販売を予定しております。

加藤舜陶 「灰釉壺‐動春‐」

加藤舜陶 「灰釉瓶‐早春譜‐」

加藤舜陶 「青灰釉刻文花器」

 

 

 会期  2025年8月23日(土)~9月21日(日)
 休館日  月曜日
 会場  公益財団法人古川知足会 爲三郎記念館(旧古川爲三郎邸)
 主催  公益財団法人古川知足会
 後援
 愛知県教育委員会 名古屋市教育委員会 
 中日新聞社 CBCテレビ スターキャット株式会社

 

古川美術館第3特設展示室 特別企画 レプリカから辿る日経アメリカ人の歴史と美術展

古川美術館第3特設展示室では、ロサンゼルス全米日系人博物館Janm所蔵のコレクションから、日系アメリカ人アーティストたちによる貴重な作品を複製展示にて紹介します。
アメリカに移り住み、時に差別と向き合いながらもたくましく暮らした日系移民と日系アメリカ人たち。特に第二次世界大戦中、多くの人々が強制収容所に送られるという過酷な経験をしました。
そんな中でも、日系アメリカ人のアーティストたちは、目の前の現実を見つめ、美しさや希望を描き続けました。本展が過去の歴史に学び、今を見つめるきっかけとなりますように。

 会期  2025年8月23日(土)~9月21日(日)
 休館日  月曜日 (但し1月13日(月・祝)は開館し翌平日休館)
 会場  古川美術館 第3特設展示室
 主催  公益財団法人古川知足会
 協力
 全米日系人博物館(JANM)
 後援
 名古屋市
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)