現在の展覧会

古川美術館特別展 「名古屋に芸術村を!市野亨と龍起・鷹生~100年の命宿る色彩」

名古屋に芸術村を夢見た日本画家・市野亨(1910-1966)と龍起・鷹生の親子展を開催します。約100年前に画家を志した亨は、会場芸術を唱えた川端龍子に憧れ師事し、戦後まもなく千種区の丘陵地に兵舎跡を利用した100畳のアトリエを開きます。龍子が詠んだ句「薫風に あげはちょうと 名付けたり」に由来し、後に「あげはちょう(現在は揚羽町)」と呼ばれるようになったアトリエの地は、画家仲間が集う芸術村の様相であったといいます。亨は、大胆かつ緻密、鮮やかな色彩による花鳥画の大作を描き、戦後の名古屋画壇を率いました。
その息子・龍起(1942-1997)は、川端龍子が名づけ親となった、生まれながらの画家。亨も龍起ものめり込んだのは、日本画顔料の美しい色彩美と、命の宿る日本画でした。父子ともに時に100羽もの鳥を飼育し絵にした「鳥の画家」として知られ、情熱的な制作も共通していました。龍起は、後に高山辰雄に師事し日展で活躍しますが、運命のいたずらか、父と同じ55歳という若さでこの世を去ります。しかし、両者の作品の輝きは今なお見るものを魅了し続けています。
本展では、現在も日本画家として活躍する龍起の弟、鷹生(1947-)の作品も合わせ、親子3人の作品を展覧します。鷹生は、文学や神話の人物や動物をテーマにした穏やかな作品から、時代を反映したものまで幅広い作風ですが、画家としての情熱的な生き方は親子3人に共通しています。
伊勢湾台風を逃れ、永く市野家に秘蔵されていた亨の大作3点は、100年近くの時を経てのお披露目となります。若き亨が、故郷(海部郡)の雑木と鳥をテーマとした大作には、厳しくも美しい命の輝きが見てとれます。古川美術館の市野龍起コレクションとともに、命宿る日本画の美しい輝きをお楽しみください。

市野亨「七彩鳥」1942年 古川美術館蔵

市野龍起「白鷺」1990年 古川美術館蔵

 

 

 

 

 

 

 

 

市野鷹生「春日野」2014年 西照寺蔵

市野鷹生「朝陽」

 

 会 期  2022年10月22日(金)~12月18日(日)※月曜日休館
 会 場  古川美術館
 主 催  公益財団法人 古川知足会
 後 援  愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、千種区役所、
 中日新聞社、CBCテレビ、スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 チケット販売
 チケットぴあ Pコード:686-210
 セブンチケット 097-391
 CNプレイガイド cn-35919      
  販売期間10月1日(土)~12月18日(日)

 

爲三郎記念館特別展「形の素2022-赤木明登・内田鋼一・長谷川竹次郎の古物コレクション展-」

「モノの形はどこからきて、どこへ向かうのか?」
工芸分野の多岐にわたり活躍する塗師の赤木明登、陶芸家の内田鋼一、鍛金師の長谷川竹次郎は長年にわたり蒐集してきた古物コレクションがあります。制作年代と地域、素材と形状が多種多様ですが、つくり手はそのものに惹かれ、見つめたり愛でたりすることによって感性を構築してきました。そしてそれは自らつくり出すものの「形の素」となっているかもしれません。
本展では、3人のつくり手のコレクションから、それぞれの作家に流れる‹美›の系譜をたどります。
時を重ね、幾人もの手を渡り三人のもとにたどり着いた古物の魅力を十分にご堪能ください。

赤木明登コレクション「輪島塗飯椀」©︎Shizuka Suzuki

内田鋼一コレクション「ガラス碗」©︎Shizuka Suzuki

長谷川竹次郎コレクション「蝉形含玉」©︎Shizuka Suzuki

 会期  2022年10月22日(金)~12月18日(日)※月曜日休館
 休館日  毎週月曜日
 会場  公益財団法人古川知足会 爲三郎記念館(旧古川爲三郎邸)
 主催  公益財団法人古川知足会
 協賛
 SMBC日興証券
 後援
 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社、CBCテレビ、
 スターキャットケーブル・ネットワーク株式会社
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
 チケット販売  チケットぴあ Pコード:686-210
 セブンチケット 097-391
 CNプレイガイド cn-35919      販売期間10月1日(土)~12月18日(日)