分館爲三郎記念館は現在展示替えのため、6月26日まで休館いたします。次回開館は6月27日より始まります「祝 西川流四世家元継承」展です。皆様のご来館をお待ちしております。
※古川美術館は通常どおり開館しており、「四季暦 朱夏之章」を開催しております。
分館爲三郎記念館は現在展示替えのため、6月26日まで休館いたします。次回開館は6月27日より始まります「祝 西川流四世家元継承」展です。皆様のご来館をお待ちしております。
※古川美術館は通常どおり開館しており、「四季暦 朱夏之章」を開催しております。
3月15日(日)陶芸家の林邦佳先生と柴田一佐衛門先生がご来館されました。
これは、今秋(10月24日から11月15日まで)開催に向けて準備している展覧会、『綺麗さびの世界 小堀宗実と二人の陶芸家 林邦佳・柴田一佐衛門(仮称)』の打ち合わせのためにご来館くださいました。この展覧会は、爲三郎記念館が一般公開されてから今年が20周年の節目を迎えるにあたり開催される特別展で、遠州茶道宗家13世家元 小堀宗実様にご協力いただき、流祖小堀遠州以来受け継がれている遠州流茶道の美意識の真髄を、地元瀬戸と美濃で活躍する二人の陶芸家、林邦佳様と柴田一佐衛門様の作品により現代に紹介していくという内容です。まだ準備段階ですが、どのような展覧会になるのか楽しみにしていてください。
この展覧会では、愛知県でご活躍の工芸家を陶芸・和紙・漆芸・硯・七宝の各分野から14名招聘し、新進気鋭の若手から熟練の技まで、今の時代を代表する作家をご紹介いたします。日展、日本伝統工芸展、そして、無所属と、それぞれご活躍されるフィールドは違いますが、そういったものにとらわれない展覧会を開催できるのは、私たち古川美術館の特徴の一つかもしれません。
午後2時からは、出品作家を代表して、陶芸家の加藤令吉先生と硯刻家の名倉鳳山先生によるアーティストトークを開催いたしました。先生方のご挨拶の中で、愛知県といえばモノづくりの町ということでとかく工業製品に関心が向くのですが、脈々と受け継がれている素晴らしい伝統工芸にも注目されるようさらに努めていかなければならない、というお言葉が大変印象的でした。
加藤先生と名倉先生のアーティストトークのあとには、展覧会の初日に駆けつけてくださいました先生方のご紹介もありました。展覧会期間中には、出品作家の皆様によるアーティストトークが毎週土曜日に開催されますので、どうぞお越しください。
1月18日(日)は、古川美術館初代館長故古川爲三郎の誕生日にちなみ、立礼の茶席を開催しました。今年は爲三郎生誕125周年の節目を迎える年にあたり、爲三郎が愛蔵した茶道具による茶席となりました。
床 楊柳観音の図 横山大観
床飾り 観音像 高藤鎮夫
花 蝋梅 椿
花入 銅耳付彫刻 中川浄益
屏風 秋冬図屏風 石河有粼
立礼卓 御園棚 裏千家十四代淡々斎御好
釜 瓢箪釜 加藤忠三朗十二代
水指 古染付
薄茶器 桐蒔絵粉溜大棗 松寛
茶碗 富士之画黒楽茶碗 銘東海天 中村道年三代
替 志野茶碗 安藤日出武
替 萩焼茶碗 銘サゞレ石 田原陶兵衛十二代
菓子器 黄交趾鳳凰画鉢 永楽善五郎
菓子 千代の糸 梅屋製