久しぶりに庭園茶室「知足庵」にてお茶会を行いました。桜が満開を迎える時季として本席では、春の訪れを感じられる当館所蔵の茶道具を中心に取り合わせをいたしました。和菓子は、三月は利休忌の月ともいわれることから利休が愛したといわれる「菜の花」のきんとんを、干菓子も利休にちなんだ「利休古印」をご用意しました。いろいろと盛り込んでしまった内容ではありましたが、美術館ならではおもてなしをさせていただきました。本日使用した茶道具は以下となります
- 茶碗
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- 楽吉左衛門(四代) 赤茶碗
- 永楽善五郎 (十六代) 仁清写「都おどり」
- 三輪 休和(十代) 萩茶碗
- 山田 山庵 赤楽大茶碗 銘紅雨
- 不染斎 黒織部 銘花のみち
- 不詳 桜花画茶碗
- 棗 少庵好櫻棗
- 水指 翠峰 菱形高取
- 菓子器 不詳 蒔絵五段重
- 軸 森 高雅「桜狩」
- 主菓子 菜の花きんとん/梅屋光孝製
- 干菓子 利休古印/丸市菓子舗製
本日ご参席いただきました皆様ありがとうございました。
次回は5月 日本画家 木村光宏先生の関連イベントとして茶会「喜々想描~清和茶会」を邸内「瓢の間」にて予定しております。こちらも展覧会、美術館ならではの内容で今準備を進めています。事前予約を受け付けしておりますので、ぜひご参加いただけますと幸いです。