6月30日は一年の折返し夏越の祓いの日です。神社などでは、大祓(おおはらえ)といい、“輪くぐり”をすることで、この半年の間に犯した罪や穢れを清める日とし年2回の大切な行事としてされています。もうひとつの大祓は、12月31日の年越しの祓でもうひとつは、6月30日の夏越の祓です。
今年も6月30日に「夏越の祓」をテーマとした茶会を爲三郎記念館 庭園茶室「知足庵」にて行いました。あいにくのお天気でしたが大勢の皆様にご参加いただき、皆様の半年を清め、残りの半年の無病息災を抹茶と和菓子で願いました。
和泉流狂言士の野村又三郎様と信朗様を演者にお招きし、狂言ついてお話していただいた後、実際に檜舞台の上で和泉流狂言「痺(しびり)」を演じていただきました。
チェリストの天野武子様と箏・三絃演奏家の別所知佳様を演奏者にお招きし「天野武子 別所千佳~チェロと箏の夕べ」を開催いたしました。サンサーンスの「白鳥」などの名曲をチェロと箏の二重奏で檜舞台で演奏していただきました。
5月27日(土)に、愛知大学 名古屋キャンパスグローバルコンベンションホールにて、愛知大学の卒業生でいらっしゃいます日本画家 平松礼二画伯への愛知大学で第1号となる名誉博士称号の授与式が開催されました。また、その後、平松礼二画伯による「国際教養としての日本美学」と題する記念講演が行われました。平松礼二画伯のますますのご活躍をお祈り申し上げます。(写真は、平松礼二画伯と当館館長古川爲之)
明日より開催する「「山本眞輔」彫刻60年の軌跡」展の内覧会を開催し、山本先生ご自身よりご挨拶、作品についての解説などを行っていただきました。中山忠彦先生(日本芸術院会員・日展元理事長)、馬場俊吉様(名古屋ボストン美術館館長)をはじめ大勢の皆様にご参加いただきました。