11月18日(火)、小原和紙の第一人者 山内一生先生 の工房を訪ねて”絵漉き体験”をし、旧小原村の紅葉と四季桜を楽しむツアーを開催いたしました。
恒例となったこのツアーの中でも、今年は今までにないほど見事な紅葉の中きれいな満開の桜がみられ、幻想的な景色をご覧いただきました。
11月18日 午前10時30分より、「さざれ石」の贈呈式を爲三郎記念館庭園でおこないました。
これは、現在の古川記念館・名古屋大学博物館の建物が、古川美術館の初代館長である故古川爲三郎と妻 志まとの寄付により、1964年(昭和39年)に名古屋大学図書館として設立されてから50周年を記念して贈呈されたものです。
除幕式には名古屋大学総長 濱口道成様、名古屋大学特任教授 足立守様、名古屋大学博物館館長 大路樹生様にご臨席賜り、濱口総長からはご挨拶で「古川図書館は現在の名古屋大学を作り上げる一番の核になる施設であった、そして、さざれ石は形を変えながら古川図書館が大学の中で機能していく姿を象徴している」というお言葉をいただきました。
爲三郎記念館庭園を散策の折にはぜひご覧ください。
11月15日(土) 爲三郎記念館 桜の間で秋の実りをテーマに立礼の茶席を開催しました。
爲三郎記念館で開催中の特別展「つむぐけしき よむこころ」の出品作家 祖父江加代子先生にコーディネートされた普段とは違う雰囲気の空間でお茶をお楽しみいただきました。
床 お酒~米からの恵み~ 祖父江加代子米山和子コラボレーション作品
花 白菊
香合 銀彩雲丹
風炉 大江憲一
瓶掛 南部鉄 糸目
茶碗 白碗 新里明士
青白磁茶碗 加藤委
銅彩釉茶碗 水野幸一
白瓷BOWL 青木良太
白磁花碗 伊藤秀人
茶杓 石井伸夫
建水 LAMBERT
茶 上別儀 一香園詰
菓子器 白磁大皿 水野幸一
菓子 「こころ」 梅屋製
10月25日(土)午後2時より、展覧会担当学芸員によるギャラリートークを開催しました。
今回の展覧会を担当しているのは、古川美術館特別展が学芸員の山内綾子、爲三郎記念館の特別展が学芸員の早川祥子です。展覧会の作品リストやチラシ、作品解説のキャプションやシアタールームの番組など、展示の内容を知る手がかりはいくつかありますが、作品のもっとも近いところで展覧会を組み立ててきた担当学芸員の解説には、学芸員でなければ知りえないいろいろな物語がつまっています。会期中は3回ギャラリートークが予定されていますので、ぜひともご参加ください。
■ギャラリートーク開催予定日
10月25日(土)
11月13日(木)
11月29日(土)
いずれも、古川美術館は午後2時から、爲三郎記念館は午後3時よりはじまります。
展覧会初日を迎えました。
午後1時からと3時からの2回、九代 玉屋庄兵衛様によるからくり人形の実演がありました。
実演されたのは、展示作品の中から「茶運び人形」「弓曳童子」「文字書き人形」の3体です。
中でも、「文字書き人形」は江戸時代の人形を完全復元し名古屋では初公開とあって、人形の口と手に持った二本の筆を使って見事な「松」と「竹」の文字が同時に書かれると、会場にはひときわ大きな拍手がわきました。
からくり人形の実演は以下のスケジュールで開催されます。
また、シアタールームではからくり人形の実演を収めた番組を
放送していますのでこちらもご覧ください。
■からくり人形実演
10月18日(土)・19日(日)
11月16日(日)
12月14日(日)
いずれも午後1時からと午後3時から
明日から始まる古川美術館特別展「小山硬と玉屋庄兵衛 交わる縁~その作品と交流~展と分館爲三郎記念館特別展「米山和子 祖父江加代子 つむぐけしき よむこころ」展の内覧会が行われ多くの方にご来館いただきました。内覧会では各先生に作品についてのお話をしていただいたほか、玉屋先生自らからくり人形の実演も行ってくださいました。展覧会は明日、いよいよ初日を迎えます。明日もからくり人形の実演が行われます。見応えたっぷりの展覧会なので、皆様、是非、ご来館ください。