令和7年度「伝統文化こども茶道体験」5日目ー最終回-【2025.8.8】

🌿子ども茶道体験「茶人になろう!」第5回《最終回》開催のご報告🌿

「伝統文化子ども茶道教室『茶人になろう!』」の最終日が、本日無事に終了いたしました。

前半は、これまで4日間にわたって学んだ点前や作法を、保護者の皆様にご披露する時間となりました。

2班に分かれて行った発表では、子どもたちが自らの手で「朝顔の落雁」とお抹茶をお出しし、袱紗さばき・茶筅通し・点前までの一連の流れを、堂々と立派に披露いたしました。
後半は、講師の先生方による「旧暦の七夕」をテーマにした趣深い茶会に、子どもたちがご招待され、和やかに参加いたしました。
茶会の後には、今回の参加の記念として、講師より一人ひとりに「お免状」に見立てた許状が授与され、最後には皆で記念撮影を行い、本教室は幕を閉じました。

 ■午前の部(参加者11名&保護者の皆様)

■午後の部(参加者10名&保護者の皆様)


本日のお菓子:
・保護者の皆さまへ:「朝顔の落雁」大黒屋本店 製
・お子様茶会:星合/外郎、こしあん、バタフライピー、寒天 菓子屋おむすび製

伊勢門水「七夕」古川美術館蔵

改めまして、5日間にわたりご参加くださいました皆様に心より感謝申し上げます。
茶道を通して育まれた美しい所作や思いやりの心が、これからもお子様の中に残りますように。

講師:好学茶会(明禾先生・さゆ先生・ゆい先生)

令和7年度「伝統文化こども茶道体験」4日目【2025.8.7】

🌿子ども茶道体験「茶人になろう!」第4回開催のご報告🌿

本日、4日目の「伝統文化子ども茶道教室」が無事終了いたしました。
今回は、前回行った割り稽古の復習を行い、「月」チーム・「花」チームに分かれて点前とお客様の作法について学びました。最初に行ったのは、お菓子の取り方の練習です。空の菓子器を使い、器の扱いや懐紙への取り方を確認する“エア練習”から始めました。

その後はペアになり、相手に自分で点てた抹茶を飲んでもらう実践稽古を行いました。本日の和菓子は、錦玉(寒天)製の「花火」。つるつると滑りやすい素材でしたが、皆さん丁寧に扱い、懐紙へ移す所作もとても上手でした。点てたての抹茶と一緒に、自分で取り出したお菓子を味わい、回を重ねるごとに落ち着いた所作が身についている様子がうかがえました。

本日の菓子とお茶:
・和菓子:「花火」(錦玉製)/ 梅屋光孝 製
・抹茶:「常盤の昔」/ 妙香園 詰

いよいよ明日(8月8日)は最終回となります。本日習得したお点前とお客様作法を、保護者の皆さまにご披露いただきます。その後、講師によるお茶会にも子どもたちが参加予定です。
にぎやかなお席となる見込みですが、ご来館の皆さまには何卒ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

講師:好学茶会(明禾先生・さゆ先生)

■午前の部(参加者10名)

■午後の部(参加者10名)

令和7年度「伝統文化こども茶道体験」3日目【2025.8.6】

🌿子ども茶道体験「茶人になろう!」第3回のご報告🌿

本日は、いよいよお点前の基本を学ぶ一日。
お道具の扱い方から始まり、
・帛紗さばき
・茶器と茶杓の清め方
・茶筅通し
といった所作を一つひとつ丁寧にお稽古しました。

その後は、三つの動きを通して練習し、自服にてご自分で点てたお抹茶と干菓子をいただきました🍵皆さん、先生の所作をしっかりと見て、美しい姿勢で集中して取り組んでいました✨
静かななかにも和やかな、素敵な時間が流れていました。

 🍬お菓子:枝豆の落雁(大黒屋本店製)
 🍵お抹茶:常盤の昔(妙香園詰)

次回は、明日8月7日(木)に第四回を開催いたします。本イベントは事前予約制につき、当日参加はできません。ご了承くださいませ。

講師:好学茶会(明禾先生・さゆ先生)

 ■午前の部【参加者11名】

■午後の部(参加者10名)

令和7年度「伝統文化こども茶道体験」2日目【2025.8.5】

🍵2025年 伝統子ども茶道体験「茶人になろう!」2回 開催のご報告🍃

本日、第二回目の茶道体験が無事に終了いたしました。
まずは「月」「花」ふたつのグループに分かれ、それぞれの体験が終わり、最後は全員で割り稽古を行いました。

🔹体験① 庭園茶室「知足庵」へ
爲三郎記念館の庭園を歩きながら、「飛び石」「関守石」「外待合」「蹲踞(つくばい)」についての説明を受け、静かに茶室「知足庵」へと進みます。躙り口(にじりぐち)の意味や所作について学び、特別に小間の茶室へ入らせていただきました。
初めて躙り口をくぐる体験に、緊張しつつも真剣な眼差しで取り組む姿がとても印象的でした。

🔹体験② 茶室の拝見と所作の学び
茶室には「広間」と「小間」があり、それぞれの役割や設えについてお話をいただきました。
畳の上での歩き方やお辞儀のしかたを練習し、掛け軸・茶花・茶釜・風炉・水指など、茶道具の拝見も丁寧に行いました。


🔹割稽古(わりげいこ)
最後には帛紗(ふくさ)の扱い方「帛紗さばき」と「茶筅通し」に挑戦し、ひとときの学びの時間が静かに締めくくられました。

次回・第三回は明日8月6日(水)に開催予定です。
本イベントは事前予約制につき、当日参加はできません。ご了承くださいませ。

講師:好学茶会(明禾先生・さゆ先生)

■午前の部【参加者11名】

■午後の部【参加者10名】

CBCテレビで放映していただきました【古川美術館公募展 Fアワード】

第4回公募展 古川美術館Fアワードの様子をCBCテレビで放映していただきました。
古川美術館の展覧会の様子とCBCテレビ賞を受賞した土屋朱織さんの作品もご紹介いただきました。
また、分館の爲三郎記念館で開催している第3回公募展 Fアワードで大賞を受賞した福島七海さんの展覧会の様子もご紹介いただきました。

番組はウェブでもご覧いただけます。

CBCニュース【CBCテレビ公式web】

【Instagramで配信中】第4回公募展 古川美術館Fアワード授賞式&作品講評会の様子をご覧ください

8月1日(金)に開催した第4回公募展 古川美術館Fアワード授賞式と作品講評会の様子をInstagramで配信しています。
審査員の講評や入選者の皆様のコメント、特別支援者様からのお言葉などご覧いただけます。
ぜひともお立ち寄りください。

※Instagraライブ配信の様子を編集せずに投稿しています。一部見づらい点、聞きづらい点などがございますがご了承ください。

授賞式の様子

作品講評会の様子

令和7年度「伝統文化こども茶道体験」1日目【2025.8.1】

🍵2025年 伝統子ども茶道体験「茶人になろう!」第1回 開催のご報告🍃

第1回目の茶道体験を無事に終えることができました。
初回は、お子さまたちの好きな和菓子を交えた自己紹介から始まり、
講師による手作りパネルを用いた「茶人」や「茶道の歴史」のお話を拝聴いたしました。

今回は“お客様”としての作法に重点を置き、茶道具の名前や扱い方、
お茶をいただく際の所作や心構えについて、丁寧に学んでいただきました。

そして最後には、先生のお点前にて
季節の干菓子とお抹茶を一服──。
さきほど習ったばかりの作法を思い出しながら、
皆さま静かに、そして真剣に味わっておられました。

 🍬お菓子:貝殻の落雁(大黒屋本店製)
 🍵お抹茶:常盤の昔(妙香園詰)

少し緊張しながらも、凛とした空気のなかで取り組む姿はとても美しく、皆さまにとって心に残る体験となったことと思います。

次回(第2回)は、85日(火)開催予定です。
本イベントは事前予約制につき、当日参加はできません。ご了承くださいませ。

講師:好学茶会(明禾先生・さゆ先生)

■午前の部【参加者11名】

■午後の部【参加者:9名、欠席1名】

■本日のお菓子「貝殻の落雁」大黒屋本店製

第4回公募展Fアワード入選作品を展示しました

第4回古川美術館Fアワード
本日、審査員の先生方のご指導とご協力の元、無事に入選作品を展示いたしました。
展示の並び一つで作品の良さが引き立つため、審査員の先生方が大いに悩み、議論しながら、展示監修をしてくださいました。

審査員の先生方(五十音順)
阿野 義久先生(画家 愛知県立芸術大名誉教授)
神田 真秋先生(愛知芸術文化センター総長)
久世 直幸先生(画家 大阪芸術大学教授)
久野 利博先生(美術家 名古屋芸術大学名誉教授)
櫃田 珠実先生(美術家 元名古屋芸術大学教授)

是非、展覧会をご高覧ください。

展覧会は 8月2日(土)~8月10日(日) 
会場 古川美術館
午前10時~午後5時(最終入館は午後4時半)
この期間は入館料は無料です。

展示の様子です★
左から、阿野義久先生、櫃田珠実先生、特別支援者の深津昭彦様、久野利博先生、久野利博先生、神田真秋先生、

左から久世直幸先生、久野利博先生、櫃田珠実先生、阿野義久先生
一番右:特別支援者の深津昭彦様

岐阜市長 柴橋正直氏 ご来館されました

現在開催中の「長谷川喜久日本画展」に 岐阜市長  柴橋正直氏がご来館されました。

古川美術館・分館爲三郎記念館の両館ともに、先生のご案内でご鑑賞されました。
また、この日は記念館のアーティストトークもあり、冒頭に柴橋市長にご挨拶いただきました。長谷川先生は、令和5年に≪岐阜市民栄誉賞≫を受賞されており、今回のご来館になりました。

左から柴橋市長・長谷川先生・古川館長 記念館アーティストトーク

左上写真:美術館ロビーにて 左から柴橋市長・長谷川先生・古川館長

右上写真:美術館で作品鑑賞

左下写真:記念館で岐阜提灯に龍を描いた作品を鑑賞中

右下写真:記念館アーティストトークの冒頭 

初代館長古川爲三郎の足跡を辿る ―名城公園「百合の詩(ゆりのうた)」モニュメント整備完了を受けて―

このたび、名城公園内にあります「百合の詩」モニュメントの整備工事が完了し、IGアリーナのオープンに合わせて美しく生まれ変わりました。先日、当館館長の古川爲之が現地を視察し、その様子を写真に収めましたので、ご報告いたします。

「百合の詩」は、当館初代館長の古川爲三郎(1890-1993)が、1989年に名古屋で開催された世界デザイン博覧会に合わせて名城公園内に寄贈したモニュメントです(※正式な寄贈は1988年9月に行われました)。

IGアリーナの建設に伴う名城公園の整備工事により、「百合の詩」は一時的に近づくことができない状況が続いておりましたが、このたび美しく整備され、再び多くの方々にご覧いただけるようになりました。
IGアリーナという新しいランドマークとともに、「百合の詩」は名城公園の文化的な魅力をさらに高める存在として、これからも愛され続けることでしょう。

名城公園にお出かけの際は、ぜひ「百合の詩」にもお立ち寄りください。このモニュメントを通じて、名古屋の文化発展に大きく貢献された古川爲三郎の想いに触れていただければ幸いです。

百合の詩(ゆりのうた)と古川館長

IGアリーナの入口スロープからもご覧いただけます