分館爲三郎記念館 雪隠、待合の屋根を葺き替えました

日時:2013年6月8日(土)

5月22日まで行っておりました分館爲三郎記念館内の雪隠、待合の屋根の葺き替えが終わりました。爲三郎記念館の各屋根は、正門の檜皮葺(ひわだふき)、東門の柿葺(こけらぶき)など大変貴重な技法でできています。これらの技法でできた屋根は数十年に一度葺き替えなければならないそうです。今回は、庭園内の待合と雪隠の屋根を葺きかえました。この2箇所は茶室によく見られる杉皮葺きという手法で作られています。このように伝統的な屋根の葺き替えを手がけることができる職人は全国で大変少なくなっているそうで、今回は安政7年(1857年)創業で、国宝や重要文化財の屋根の葺き替えで実績を積んでいる<屋根長>より若き7代目に滋賀県からおこしいただきました。お父様である6代目は「現代の名工」に選ばれています。 葺き替えの様子と綺麗になった屋根の様子をご紹介いたします。

待合屋根

待合屋根

七代目

七代目