初代館長古川爲三郎の足跡を辿る ―名城公園「百合の詩(ゆりのうた)」モニュメント整備完了を受けて―

このたび、名城公園内にあります「百合の詩」モニュメントの整備工事が完了し、IGアリーナのオープンに合わせて美しく生まれ変わりました。先日、当館館長の古川爲之が現地を視察し、その様子を写真に収めましたので、ご報告いたします。

「百合の詩」は、当館初代館長の古川爲三郎(1890-1993)が、1989年に名古屋で開催された世界デザイン博覧会に合わせて名城公園内に寄贈したモニュメントです(※正式な寄贈は1988年9月に行われました)。

IGアリーナの建設に伴う名城公園の整備工事により、「百合の詩」は一時的に近づくことができない状況が続いておりましたが、このたび美しく整備され、再び多くの方々にご覧いただけるようになりました。
IGアリーナという新しいランドマークとともに、「百合の詩」は名城公園の文化的な魅力をさらに高める存在として、これからも愛され続けることでしょう。

名城公園にお出かけの際は、ぜひ「百合の詩」にもお立ち寄りください。このモニュメントを通じて、名古屋の文化発展に大きく貢献された古川爲三郎の想いに触れていただければ幸いです。

百合の詩(ゆりのうた)と古川館長

IGアリーナの入口スロープからもご覧いただけます