『メイド・イン・愛知 工芸の架け橋』展 初日をむかえました

 この展覧会では、愛知県でご活躍の工芸家を陶芸和紙漆芸七宝の各分野から14名招聘し、新進気鋭の若手から熟練の技まで、今の時代を代表する作家をご紹介いたします。日展、日本伝統工芸展、そして、無所属と、それぞれご活躍されるフィールドは違いますが、そういったものにとらわれない展覧会を開催できるのは、私たち古川美術館の特徴の一つかもしれません。

午後2時からは、出品作家を代表して、陶芸家の加藤令吉先生と硯刻家の名倉鳳山先生によるアーティストトークを開催いたしました。先生方のご挨拶の中で、愛知県といえばモノづくりの町ということでとかく工業製品に関心が向くのですが、脈々と受け継がれている素晴らしい伝統工芸にも注目されるようさらに努めていかなければならない、というお言葉が大変印象的でした。

加藤先生と名倉先生のアーティストトークのあとには、展覧会の初日に駆けつけてくださいました先生方のご紹介もありました。展覧会期間中には、出品作家の皆様によるアーティストトークが毎週土曜日に開催されますので、どうぞお越しください。