出品作家である染色家の上田章子先生がご来館下さいました。
上田先生に作品についてインタビューいたしました。
上田先生より:普段はリアルな動物の作品を制作していますが、今回はアートを前面に押し出した作品にしました。海の生き物の面白さをどのように展開するか、それが課題でした。住んでいる所のすぐ近くに海があるので、海の生き物には親しみがあります。生活の中では常に生き物の動きを考えています。
出品作家である染色家の神谷あかね先生がご来館下さっています。
神谷先生に作品についてインタビューいたしました。
神谷先生より:糸を染めてから織ることで柄を出していくという方法で制作しています。モチーフはひまわりです。きつい日差しと花のコントラストを表現しています。見ていただく人が好きなように感じていただければいいので、あえて具象性は持たせていないし、題名にも入れていないです。
美術館や展覧会についてもコメントをいただきました。→美術館の雰囲気が落ち着いていていいなと思いました。アート系の作品もあっておもしろい展覧会です。素材・技法は同じなのに、人(アーティスト)の手が介すことで、伝統的なものからアート系のものまで作品の違いがおもしろいです。
出品作家である陶芸家の屋我優人先生が本日来館してくださっています。
先生に見どころについてインタビューいたしました。
屋我先生より:あまり抽象的でなく、具象的に表現している美を見ていただきたいです。作品の表面を彫ることで釉薬をためる「影青(インチン)」という技法で、表面が影のように青く出てきています。また、表面の白い模様のところは、ろくろを回したのと同じ土を貼りつけています。プラス(貼る)とマイナス(削る)仕事をしているので、層が三段階あり、青の中に白の模様が浮き出ています。
表面には結晶があります。じっと近づいて見ていただくとわかります。そこも見てください。
4月に入り爲三郎記念館のお庭も日々春の装いになってきましたので、一部をご紹介いたします。是非、ご来館いただき、お庭も散策していください。