「六代 加藤作助 襲名記念茶会」実施報告とお礼【2026.2.1】

2026年1月31日(土)・2月1日(日)の2日間、爲三郎記念館 庭園茶室「知足庵」におきまして、「六代 加藤作助 襲名記念茶会」を開催いたしました。

本茶会は、六代加藤作助氏の襲名を記念し、床の間には作助窯ゆかりの品を、お道具には水指・花入から茶碗・菓子器に至るまで、歴代および当代の作品を調えて皆様をお迎えいたしました。

■作助窯の歴史を象徴する床飾り

作助窯は大正時代、徳川家の命により大正天皇へ「古瀬戸香炉一対」を献上した際、徳川家より『古瀬戸窯』の称号と金印を授かりました。展覧会を後援くださっている株式会社オノコム様のご協力のもと、3Dプリンター技術を用いてこの金印を再現。作助窯の象徴を床飾りに拝し、伝統の重みを現代の技術で写し出す特別な空間となりました。

六代加藤作助氏(写真左) 木工竹・川口清三先生(写真右) 床には、株式会社オノコム様のご協力のもと、3Dプリンター技術を用いて作成された金印「古瀬戸窯」と、大正天皇への献上香炉を。

■想いの込められた茶杓「初音」

木工竹・川口清三先生より、六代としての「初鳴き」の舞台を祝し、紅梅茶杓「初音」が贈られました。源氏物語「初音」の帖に託したお母様への想い、そして〆印の源氏香図。贈られたばかりのこの茶杓を、本席にて初披露させていただきました。

 

■本日の御菓子

2日目の主菓子は、襲名を寿ぐ「代々(よよ)」(羽二重つぶあん)。織部を象徴する緑の羊羹と、作助窯の印である瓢をあしらい、代々受け継がれる伝統の息吹を表現いたしました。

大黒屋本店製

■精巧に再現された獅子香炉(プチサプライズ)

節分にちなんで『鬼の足』のべっこう飴を忍ばせ、お席の最後に皆様へお出しいたしました。内部まで緻密に再現された最新技術の凄さと、その見た目からは想像できない「軽さ」に、お客様からも驚きの声が上がりました。

厳しい寒さの中、ご参加いただいた皆様には厚く御礼申し上げます。 また、茶会開催に伴い、一部展示の観覧をお待ちいただきました一般入館のお客様、ならびに「数寄屋deCafé」をご利用の皆様にも、多大なるご理解とご協力を賜りましたこと、深く感謝申し上げます。