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古川美術館 特別展「木村光宏日本画展・我行画想 ―思いのままで―」

日本画家・木村光宏は日展を活動の拠点とする、東海地方を代表する日本画家です。本展は古川美術館で三回目となる木村光宏の個展として、画業の原点を振り返りつつ、今の木村光宏の境地を展覧いたします。
現在東海地区の重鎮として活動する木村光宏は、日展の特選を受賞した「ピエロ」「生」の画業初期には、人物画を描いていました。しかしその後、人物群像を描くようになります。この頃から人物の背景にあった自然に着目するようになり、人物に背景を足していく“足し算”の表現ではなく、自然が作り出した完成した風景から、自身が感動したものを抽出していく“引き算”の表現を求めるようになります。そして風景画家・木村光宏が誕生したのです。しばらくは色鮮やかな風景作品を発表しますが、次第に心の内面を見つめるかのように抽象的世界へ展開していきます。最近では箔を使用した抽象的な風景画作品を制作しています。
それらの作品の根底にはこれまで木村が出会ってきた海、山、滝、湿原など様々な土地の美しい風景があります。そしていかなる風景を描こうとも、木村が描き出した作品は≪我が行いは絵心の想うがまま≫という境地でもあるでしょう。また、分館爲三郎記念館では、「喜々想描-花・風景」と題して、美しい花や風景を描いた作品を数寄屋建築に展示します。古川美術館・分館爲三郎記念館両館を通して、常に自身の新しい表現を模索し続ける木村光宏の魅力をご堪能下さい。

木村光宏「翔」第8回(2021年)日展出品

木村光宏「季ゆく」2023年 第7回新日展

 

 会期  2024年4月27(土)~6月2日(日)
 休館日  月曜日 
 会場  古川美術館
 主催  公益財団法人 古川知足会
 後援
 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社、CBCテレビ、
   スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
 チケット  チケットぴあ 686-857
    セブンコード 104-781
    ファミマ cn-36792
    アートスティッカー:毎回同じQRコード
    販売期間:2024年4月15日(月)~6月2日(日)

分館 爲三郎記念館 特別展「喜々想描 -花・風景 木村光宏日本画展」

分館 爲三郎記念館では、「喜々想描-花・風景 木村光宏日本画展」と題して、美しい花や風景を描いた木村光宏の新作作品を昭和初期の数寄屋建築に展示いたします。木村の記念館全館を使用した展示は今回で2回目。前回は「墨游~木村光宏 墨と戯る」(2022年)と題した墨画展で、抽象的な表現にこだわった墨画作品を展示しました。このような墨画の表現はその後の木村の作品にも影響を与えているように感じます。
今回は抽象から再び具象に戻ります。美術館に展示している日展出品作のような大きな作品ではありませんが、爲三郎記念館という数寄屋建築に合わせた少し小さめの花や風景の作品が並びます。サイズは小さくとも内に込められた木村の思いは同じです。美しいと思う風景を心のままに描き出した作品は “いつか見た風景”として心をとらえます。また木村によって描き出された花や日本の美しい風景が、数寄屋建築の意匠や庭園と響きあい、観るものの心を癒します。
古川美術館・分館爲三郎記念館両館を通して、常に自身の新しい表現を模索し続ける木村光宏の魅力をご堪能下さい。

木村光宏「ポピー」

木村光宏「飛瀑」

木村光宏「ライチ」

木村光宏「松林に月」

 会期  2024年4月27(土)~6月2日(日) 32日間(月曜休館)
 休館日  毎週月曜日
 会場  公益財団法人古川知足会 爲三郎記念館(旧古川爲三郎邸)
 主催  公益財団法人古川知足会
 後援
 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社、CBCテレビ、
 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
 チケット  チケットぴあ 686-857
    セブンコード 104-781
    ファミマ cn-36792
    アートスティッカー:毎回同じQRコード
    販売期間:2024年4月15日(月)~6月2日(日)

古川美術館企画展「おいしい たのしい なつかしい」

古川美術館の所蔵品から、「おいしい」(たべもの、食べることにかかわるもの)、「たのしい」(遊び、祭り)、「なつかしい」(昔の風景、風俗)をテーマとし、静物画、風俗、人物画、風景画や工芸品を展示します。
「おいしい」では、季節の食べ物や食器などを描いたもの、工芸作品を展示します。「おいしそう」と感じるものから、飲酒にまつわる詩などを題材とした書、酒器や食器などまで、食べることや飲むことにまつわる作品を展示します。
「たのしい」では、遊びや祭り、花見、舟遊びや酒宴、狩を描いた作品に加え、香道具、香箪笥などの工芸品を展示します。古今の遊び(祭も含む)にまつわる美術を楽しみます。
「なつかしい」は、新規収蔵となる石河彦男「電線風景」(池下の電車基地や火の見櫓)をはじめ、昔の耕作風景、茅葺の家など、古き良き時代、昔の情景を描いた風景画を展示します。
「おいしい」「たのしい」「なつかしい」の3つの視点から所蔵品を楽しみます。

向井久万「紅蕪」古川美術館

竹内栖鳳「松魚」古川美術館

 会期  2024年3月2日(土)~4月14日(日)
 休館日  月曜日 
 会場  古川美術館
 主催  公益財団法人 古川知足会
 後援
 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社、スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

 

 

爲三郎記念館特別展 「Scenery~景色とつながる4つのメソッド」

爲三郎記念館に素材や手法が異なる4人のアーティストが集います。近藤正勝(絵画)、中田ナオト(陶)、三田村光土里(写真・インスタレーション)、米山より子(和紙・金工)が途切れていた不確かで、おぼろげな記憶や気配、みえなくなっていたものを掘り起こして読み解きながら、かつてこの邸宅に住んでいた主へのオマージュともなるそれぞれの表現で景色、Sceneryをつむぎだします。

 会期  2024年3月2日(土)~4月14日(日)
 休館日  毎週月曜日
 会場  公益財団法人古川知足会 爲三郎記念館(旧古川爲三郎邸)
 主催  公益財団法人古川知足会
 後援
 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社、スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
 招聘作家  近藤正勝(画家)   ※50音順
 中田ナオト (陶芸家)
 三田村光土里(美術家)
 米山より子(造形家)   
 協力  江坂恵里子  ユネスコ・デザイン都市なごや推進事業実行委員会

古川美術館新春展 爲三郎記念館創建90周年記念「和のこころ 富士の粋 美人画の雅」

※こちらの展覧会は終了しました。

古川美術館の初代館長古川爲三郎が終の棲家とした爲三郎記念館は、2024年創建90年を迎えます。昭和初期の風情を今に伝える数寄屋造りの日本建築で、爲三郎は美術品を愛でてきました。本展では、爲三郎コレクションの中核となっている近現代日本画の中から、和のこころを今に伝える「富士」と「美人画」を展覧します。
荘厳な姿の富士山は、文化遺産として世界遺産登録(2013年)されているように、日本人にとって文化の母胎であり、心のよりどころであり、信仰の対象となるものでした。古川爲三郎もまた、実業家らしく日本一の富士山を好み、多く蒐集してきました。横山大観の≪三保の富士・松原≫(1917年 六曲一双)、富士山を描くことをライフワークとした片岡球子の≪桜咲く富士≫など、日本画壇の巨匠たちが挑んできた雄大な富士の姿をお届けします。
また、爲三郎は「美人画」にも惹かれ、その華やかさともに、女性の内面の真の美しさを感じさせる作品を多く蒐集しました。大正時代から爲三郎がコレクションをした昭和時代にかけては、上村松園、伊藤小坡、鏑木清方、伊東深水ら美人画家が活躍し、輝きを放った時代です。百花繚乱ともいえる華やかな「美人画」の名品をお楽しみください。
横山大観、片岡球子ら近現代の日本画の巨匠たちによる雄大な「富士」、上村松園や鏑木清方、伊東深水らによる百花繚乱ともいえる華やかな「美人画」の名品を展覧します。

 会期  2024年1月6日(土)~2月18日(日)
 休館日  月曜日  1月8日(月・祝)、2月12日(月・振休)は開館、翌日休館
 会場  古川美術館
 主催  公益財団法人 古川知足会
 後援
 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社、スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

 

爲三郎記念館創建90周年記念「和のこころ~祝ひの意匠」

爲三郎記念館の和の意匠(デザイン)に着目して、新春を寿ぐ作品とともに展覧します。邸内の唐紙による襖を制作した唐長の利休屏風、刺繍作家・長艸敏明の「葵」、ひさごの間の欄間(源氏香)にちなみ、香道具を紹介します。また、祝いの意匠としては、歌会始のお題「和」(令和6年)にちなみ、三十六歌仙屏風、黒野清宇「着物三十六人集」などを紹介します。

 会期  2024年1月6日(土)~2月4日(日)
 休館日  毎週月曜日 1月8日(月・祝)、2月12日(月・振休)は開館、翌日休館
 会場  公益財団法人古川知足会 爲三郎記念館(旧古川爲三郎邸)
 主催  公益財団法人古川知足会
 後援
 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社、スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

特別展 「濱田樹里 日本画展 ~ 昇華の天地」

※こちらの展覧会は終了しました。

花や自然を題材に制作する日本画家・濱田樹里。自然の姿形を借り“生命力”そのものが溢れ出すような大型作品は、色鮮やかで力強く、観る者を取り囲み、自身も自然の一部であった事を思い出させます。
濱田作品の源流となっているのが、幼少期に過ごしたインドネシアの赤き大地です。生命そのもののような赤い大地と熱帯の花々は、さまざまに姿を変えながら大地と天空を輪廻し、その循環の輪の中に生を享けたすべてのいのちが在るのだと、濱田の心に刻み込んだのでしょう。
2023年、濱田樹里が人生の節目を迎える本年。折に触れて関わってきた古川美術館で初の個展を開催します。濱田と古川美術館との関わりは2000年、古川美術館で開催した若手作家展シリーズ第1弾に『地の歌』を出品したことに始まります。その後第2弾(2004年)、第3弾(2009年)に出品し、第4弾(2021年)では、今の若手作家を選出する選者として参加しています。また、旭丘高校美術科から愛知県立芸術大学に進学し、学部の卒業制作(桑原賞を受賞)、大学院の修了制作のいずれも大学買い上げ賞になっています。また2012年第5回東山魁夷記念 日経日本画大賞展・大賞受賞で作家として大きな飛躍を遂げます。地元名古屋では、2010年名古屋市芸術奨励賞新人賞受賞、2012年名古屋市芸術創造賞、2013年愛知県芸術文化選奨文化新人賞受賞など着実に実力と実績を積み上げ、現在では、名古屋造形大学美術表現領域の教授として後進を育てながら、作家としても精力的に活動を続けています。
節目となる本展では「大地」「生命(いのち)」をキーワードに、大型作品の主題の移り変わりを展覧するとともに、濱田が大学院時代に制作した人物画「丹」や「心」など初期作品(初展示)なども加え、人物から大型作品へと濱田自身の昇華していくその様、その変化も捉えます。≪日本画家・濱田樹里≫の世界をどうぞご堪能下さい。

 

 会期  2023年10月21日(土)~12月17日(日)
 休館日  月曜日 
 会場  古川美術館および分館爲三郎記念館
 主催  公益財団法人 古川知足会
 後援
 愛知県、愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社、日本経済新聞社、CBCテレ ビ、名古屋造形大学、スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 協力
 株式会社岩野平三郎製紙所、コバヤシ画廊 
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
 チケット販売  チケットぴあ P686-549
 セブンチケット 101-769
 CNプレイガイド cn-36364  
 販売期間は共通2023年10月2日(月)~12月7日(日)

 

爲三郎記念館特別展「磯野宏夫絵画展~永遠の森 Eternal Forest」

作家の没後10年を偲び、作家最期の展覧会会場である爲三郎記念館を会場として、豊かな自然を愛し、生 命の源である森を描き続けた愛知県稲沢市出身の磯野宏夫(1945 – 2013)の作品を展覧いたします。 磯野宏夫は愛知教育大学卒業後、デザイン会社に勤務を経てイラストレーターとして活躍しました。20代で沖縄の亜熱帯の森に出会い、後にアマゾンの熱帯雨林に魅了されて生命の源ともいえる森をテーマに、色彩美しく、細密に描き出してきました。その作品には、人間の力など到底及ばない偉大なる圧倒的な森の姿、何億年も昔から営まれてきた生命の神秘と恵みへの尊崇の念が込められています。磯野が生涯をかけて描き続けた森の作品は企業カレンダー、ポスター、ゲームのメインビジュアル、ジグゾーパズルなどにも起用され、今なお、その輝く生命の森の作品は、私たちの心に深く沁み込み、自然への畏敬の念を呼び起こしてきます。また磯野は、かつて工業都市として公害に苦しみながらも、工業と環境保全との両立に取り組み、美しい自然を取り戻した四日市市の広報誌の表紙絵を担当しました。それらの作品では、同地の人と自然とが共生する里山を、優しい眼差しで描き出しています。人が森を切り拓きながら文明を築き、生きてきた姿と、その人間を自然が許容し、優しく包み込む風景画は、これまでの圧倒的な森の姿にはない、やさしさに満ち溢れています。 本展では、磯野の晩年の作品「森の惑星シリーズ」17点とともに、磯野には珍しい、人里や近代都市を描いた里山風景14点を初めて一堂に揃えて展示いたします。 森の画家・磯野宏夫が、この豊かな自然が永遠に守られることを願って描き続けた作品を通し、今、注目されている、人と自然との共生の大切さと、生命を育む森の惑星・地球のすばらしさに、思いを馳せていただけましたら幸いです。

 会期  2023年10月21日(土)~12月17日※月曜日休館
 休館日  毎週月曜日
 会場  公益財団法人古川知足会 爲三郎記念館(旧古川爲三郎邸)
 主催  公益財団法人古川知足会
 後援
 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、四日市市、四日市市教育委員会
 中日新聞社、CBCテレビ、スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 協力
 エメラルドフォレスト
 特別協賛
 SMBC日興証券
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
 チケット販売 チケットぴあ P686-549
 セブンチケット 101-769
 CNプレイガイド cn-36364  
 販売期間は共通2023年10月2日(月)~12月7日(日)

古川美術館・爲三郎記念館 両館同時開催「第70回 日本伝統工芸展 名古屋展」

※こちらの展覧会は終了しました。

公益社団法人日本工芸会は、重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)を中心に伝統工芸作家、技術者等で組織する団体です。
現在、工芸分野重要無形文化財保持者含め正会員約1,200名が所属しております。
同会が文化庁・NHK・朝日新聞社と主催する「日本伝統工芸展」は、昭和29年から年一回毎年開催しております。「日本伝統工芸展」は、文化財保護法の趣旨にそって、日本の優れた伝統工芸の保護と育成を目的に、日本工芸の技と美が集結する公募展です。
このほかにも、重要無形文化財保持者を講師とする伝承事業や記録保存等を行うなど無形文化財(工芸技術)の保存・伝承及び公開に関する事業を推し進め、その実績では、他に比較するもののない唯一の組織です。
その第70回日本伝統工芸展は9月13日より東京展を日本橋三越で開催し、
名古屋展は10月5日から、古川美術館で開催いたします。
ぜひご高覧ください。

第70回 日本伝統工芸展

東京
2023.9.13 (水) ー9.25 (月)
愛知
2023.10.5 (木) ー10.9 (月)
京都
2023.10.11 (水) ー10.15 (日)
大阪
2023.10.18 (水) ー10.23 (月)
石川
2023.10.27 (金) ー11.5 (日)
岡山
2023.11.16 (木) ー12.3 (日)
島根
2023.12.6 (水) ー12.25 (月)
香川
2024.1.2 (火) ー1.21 (日)
宮城
2024.1.24 (水) ー1.29 (月)
福岡
2024.2.7 (水) ー2.12 (月)

また、東海支部からは柴田明先生(愛知県・瀬戸市)が
日本工芸会保持者賞を受賞されました。

(日本工芸会HPより)

 会期  2023年10月5日(木)~10月9日(月・祝)
 休館日  会期中無休
 会場  古川美術館および分館爲三郎記念館
 主催  愛知県 / 名古屋市教育委員会 / 名古屋市 / NHK名古屋放送局 / 朝日新聞社 /
(公社)日本工芸会
 協力
 公益財団法人古川知足会 古川美術館分館爲三郎記念館
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
   

 

第1回 「新風景の会絵画展 東海を描く」

※こちらの展覧会は終了しました。

所属する団体や会派を超えて、自由と相互の尊重をもとに活動し、令和の新風を巻き起こすべく活動を開始した「新風景の会」。中部画壇を代表する画家たちが描き出す「東海」の風景をお楽しみください。

出品作家(50音順)
大島 幸夫  加藤 厚   加藤 勁   加藤 鉦次   加藤 茂外次   木村 光宏
斎藤 吾朗  菅沼 鉄王  鈴木 善家  傍島 幹司   田内 公望    平井 誠一
松谷 慶子  山田 隆量

招待作家
浅野 秀和  岡田 眞治   尾中 眞理   片岡 美鈴   加藤 哲男   小西 雅也
小林 雅英  榊原 康範   瀬永 能雅   竹内 恵利子  早瀬 玲       林  真
牧野 環   古田 年寿   柳瀬 雅夫   山本 秀樹

作家来館予定は下のカレンダーをご参照ください。
尚、作家都合により変更になる可能性があります。
あらかじめご了承ください。

 
 会 期  2023年9月8日(金)~10月1日(日)
    ※但し9月18日(月祝)は開館し翌19日(火)は休館
 会 場  古川美術館
 主 催  公益財団法人 古川知足会・瀬戸陶芸協会
 後 援  愛知県、名古屋市、愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、
 中日新聞社 CBCテレビ 東海テレビ放送
 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社、
 チケット販売
 チケットぴあ Pコード:686-548  
 セブンイレブンコード: 101-764  
 ファミリーマートコード:cn-36363  
 アートスティッカー:すべての展覧会が同じQR   
 販売期間:8/1/~10/1

 

爲三郎記念館 公益財団法人古川知足会&瀬戸陶芸協会 共同主催
「古今無双-瀬戸陶芸物語- 瀬戸陶芸協会100年への挑戦」

千年もの間やきもの作りを連綿と続けてきた瀬戸では、様々な陶工がその時代に合わせ、やきものの発展を願い、試行錯誤を繰り返し、現在の一大名産地となりなしました。その始まりは11世紀(平安中期)に遡ります。瀬戸陶芸は中国・宋の舶載品の模倣から発展し、鎌倉中期には四耳壺、水注、瓶子が随分多く作られてきました。瓶子は祭祀用として用いられたやや大型の酒器ですが、武家層や寺院などを中心に鑑賞用としても受容されていました。こうして瀬戸は国産高級陶器の産地としての地位を確立します。その後、時代のニーズに合わせて瀬戸陶芸は発展を遂げてきました。
18世紀になると名を冠する名工たちが日用品とは異なった陶磁器の世界を展開し、明治期には西洋文化が享受され、さらに産業技術の発展の手助けによって瀬戸は大きく発展します。そうした中、明治中期に、全国でもいち早く、陶芸家たちを育成する学校が開校し、昭和に入る頃には作家たちで構成された陶芸家集団がつくられ、瀬戸陶芸協会の母体が生まれました。こうした作家たちの運動は全国においても瀬戸がいち早く、瀬戸陶芸協会は日本で一番歴史のある陶芸家による団体で、1936年に発足されました。
瀬戸陶芸協会設立100年に向け、本展は、協会員が瀬戸陶芸の原点ともいえる瓶子づくりに挑戦します。瓶子から高級陶器へ、そして陶壁やオブジェなどの生活空間へ姿を変えてきた瀬戸の陶歴を瀬戸陶芸協会の現作家の作品でなぞっていきます。設立100年に向け、新たな道を歩みだした瀬戸陶芸の<今>をお楽しみください。

作家来館予定は下のカレンダーをご参照ください。
尚、作家都合により変更する場合もあります。
あらかじめご了承ください。

 

 会期  2023年9月8日(金)~10月1日(日)※月曜日休館
 休館日  毎週月曜日
 会場  公益財団法人古川知足会 爲三郎記念館(古川美術館分館)
 主催  公益財団法人 古川知足会・瀬戸陶芸協会
 後援
 愛知県、名古屋市、愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、
 瀬戸市、瀬戸市教育委員会、瀬戸市文化協会
 中日新聞社 CBCテレビ 東海テレビ放送
 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社、グリーンシティケーブルテレビ株式会社
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
 チケット販売  チケットぴあ:コード:686-548 
 セブンイレブンコード:101-764   
 ファミリーマートコード:cn-36363   
 アートスティッカー:すべての展覧会が同じQR       販売期間8/1/~10/1

第2回公募展 古川美術館Fアワード~次世代につなぐ 入選作品展

※こちらの展覧会は終了しました。

2021年、新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、多くの行動制限を余儀なくされた時代、若者たちの芸術活動を支援し、希望の場となりたいと願い立ち上げた公募展古川美術館Fアワードの、第2回展を開催いたします。本年は東海4県(愛知・岐阜・三重・静岡)に在住、在学の高校生、大学生対(または30歳以下)を対象に作品を募りました。高校部門、大学部門と分けて厳正なる審査を実施し、入選した作品を展示いたします。
若者たちが現代を見つめ、己の内面と向き合い、新しい芸術表現を求めて描き出した多様な個性あふれる作品を是非ご覧ください。
入選作品はこちら

 会期  2023年8月19日~8月27日(日)
 10:00~17:00(入館は16:30)
 審査員  青山昌文 (放送大学特任教授 領域 美学・芸術学論)
 加藤鉦次 (名古屋造形大学名誉教授)
 藤森兼明 (日本藝術院会員、日展顧問)
 山本富章 (美術家)
 古川爲之 (古川美術館館長)

授賞式のお知らせ

授賞式  2023年8月19日(土) 10:00~
会場   古川美術館 1階展示室
※授賞式後、審査員と当日来館の受賞者による作品講評会を予定しています。

爲三郎記念館「夏のオープンミュージアム」

日 時:2023年8月19日~8月27日(日) 10:00~17:00(入館は16:30)
観覧料:無料 爲三郎記念館邸内で、夏のオープンミュージアムとして様々な展示も実施しています。

1.第1回公募展古川美術館Fアワード 大賞受賞記念「米谷莞爾作品展」
第1回公募展古川美術館Fアワードで大学部門大賞を受賞した米谷莞爾による個展を開催します。 受賞作家の今の表現をお楽しみください。

2.愛知県立芸術大学表現コース×数寄屋 de Café 
愛知県立芸術大学で学ぶ学生と卒業して活動する作家がタッグを組み、数寄屋de Caféの銘々皿を半年かけて制作してきました。この期間中にその銘々皿を披露します。また、本プロジェクトに加わった学生、作家による展示も行います。

3.「街なかアーツ」 あいちアールブリュット選抜作品展示
街なかアーツは、あいちアールブリュット選抜作品を国の登録有形文化財の中で展示する取り組みです。 協力:あいち芸術福祉株式会社、NPO法人あいちアーツ福祉拠点設立機構

4.こども文化茶道教室 (要予約) 子どもを対象とした茶道体験です。茶道の基本や所作を学びます。 

爲三郎記念館「彫刻家 森克彦展/翼果の帰郷展」

※こちらの展覧会は終了しました。

愛知県立旭丘高等学校美術科で38年間教職を務め、2022年3月に退職された彫刻家森克彦とその教え子13人による展覧会です。尾張旭市在住の森克彦は、人間や昆虫、枯葉などの自然の造形物をモチーフに、記憶のかけらや原風景を形にした詩的で趣のある作品を制作しています。これまで新制作展と個展を中心に、精力的に作品を発表してきました。
展覧会名の「翼果の帰郷」とは、羽をつけたカエデの種が遠くへ飛んで行き、ブーメランのようにまた里へ帰ってくることをイメージしています。森克彦に教えを受け彫刻の道を歩むこととなった卒業生は、作品の素材も活動領域もそれぞれに異なり、彫刻分野の多様性を体現しています。  
数寄屋造りの爲三郎記念館に、森克彦による彫刻作品10数点と、卒業生13人それぞれの作品数点ずつを入り組んだ形で展覧します。多彩な芸術家たちによる作品の共鳴をお楽しみください。

【出品作家】
森克彦、村尾 里奈 、磯部 友孝、鈴木 紹陶武、浅野 健一、杉浦見奈子、森 靖、中野 岳、柄澤 健介、𡈽方 大、後藤 あこ、宮木 菜月、丹羽 啓、川角 大和
(卒業年順、同年五十音順)

 会期  2023年6月3日(土)~7月30日(日)※月曜日休館
 休館日  毎週月曜日
 会場  公益財団法人古川知足会 爲三郎記念館(旧古川爲三郎邸)
 主催  公益財団法人古川知足会 彫刻家 森克彦展/翼果の帰郷展 実行委員会
 後援
 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、愛知県立芸術大学
 助成
 公益財団法人野村財団
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
 チケット販売  

爲三郎記念館特別企画 亀井勝卒寿展「原点回帰~藤井達吉との出会い」

亀井勝展は終了しました。

亀井勝は愛知県立瀬戸窯業高等学校を卒業後、父清市氏のもとで作陶活動に入りました。昭和28年、20歳の時に日展で最年少者として入選しますが、その後数年間は公募展には出品せず、持ち前の探究心と向上心で新しい作風を取り入れた創造美を追求していきます。昭和37年に再び公募展に出品をするようになり、現在は日展を中心に活躍しています。日展特選、日本現代工芸美術展内閣総理大臣賞、中日国際陶芸展中日大賞など数々の賞を受賞、まさに東海地区を代表する作家である亀井勝は自然を題材とし、やきものが有する独特の質感や表情などを駆使して、独創性あふれる作品を発表しています。中でも東アフリカやチュニジアで出会った壁をテーマにした「風シリーズ」は亀井の代名詞となり、多くの人々を魅了しています。こうした亀井の芸術観の根底には、父清市と工芸家・藤井達吉から受け継がれた芸術工芸思想があります。昭和初期に瀬戸を訪れ、若い作家たちに多大な影響を与えた藤井達吉(1881-1964)は「工芸は総合芸術である」との考えを提唱しました。
瀬戸の作家たちは、藤井との交流の中で、芸術・工芸思想に触れ、創作の源泉であるスケッチの重要性を認識し、それぞれの制作に取り組みました。その藤井達吉の晩年を献身的に支え、時には芸術論を共有してきたのが亀井勝の父・清市です。亀井はこうした二人の交流を自らの目で、そして肌で体験してきました。本展では亀井勝が藤井達吉から受け継いだ芸術思想を紹介します。亀井勝の作品と共に亀井家に残る藤井達吉の直筆文などを紹介し、藤井に感銘を受け培われた亀井勝の創造性を深堀します。卒寿を迎えた亀井勝の円熟した境地をご堪能ください。

 会期  2023年4月8日(土)~5月21日(日)※月曜日休館
 午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
 休館日  毎週月曜日
 会場  公益財団法人古川知足会 爲三郎記念館(旧古川爲三郎邸)
 主催  公益財団法人古川知足会
 協力
 碧南市藤井達吉現代美術館
 後援
 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社、CBCテレビ、東海テレビ
 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 入館料  

 古川美術館と分館爲三郎記念館の2館共通券 一般1,100円 高大生500円
 爲三郎記念館のみ鑑賞券 500円(年齢区分なし)

 ※いずれのチケットも中学生以下無料

 チケット販売  チケットぴあ Pコード:686-385 
 セブンイレブンコード:099-497
 ファミリーマートコード:cn-36155      
  販売期間:3/25~5/21

古川美術館企画展「四季のおくりもの~くらべてみるみる」

※こちらの展覧会は終了しました。

万華鏡のように刻々と移り変わる自然の彩や草花、そこに集う鳥などの生き物。それら「四季のおくりもの」に惹かれて描いた東山魁夷、森田りえ子、福田平八郎らの作品を紹介します。本展の切り口は「くらべてみる・みる」。二つの作品を見くらべながら楽しくご紹介します。
嶋谷自然、田村能里子など、個性的な画家が描いた季節の異なる二つの作品を並べると、両作品に共通する作家の特性が際立ちます。また、類似したテーマを「日本画と洋画」などジャンルの異なる作家が描くと、画材ごとの魅力が伝わってきます。上村松篁と上村淳之、郷倉千靭と郷倉和子の「親子画家」。その他、「紅葉」「梅雨の花」「茜空」「屏風で巡る四季」など様々な切り口からご覧いただきます。それぞれの作品を比較しながら鑑賞してみると、画家が感動したポイントや描きたかったもの、画家の特色が浮かびあがってきます。作品との新しい出会い、発見をお楽しみください。

 会 期  2023年7月1日(土)~7月30日(日)※月曜日休館
 会 場  古川美術館
 主 催  公益財団法人 古川知足会
 後 援  愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社
    スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 チケット販売
 チケットぴあ Pコード:686-459 
 セブンイレブンコード: 100-675  
 ファミリーマートコード:cn-36247      
  販売期間:6/19~7/30

 

爲三郎記念館「彫刻家 森克彦展/翼果の帰郷展」

愛知県立旭丘高等学校美術科で38年間教職を務め、2022年3月に退職された彫刻家森克彦とその教え子13人による展覧会です。尾張旭市在住の森克彦は、人間や昆虫、枯葉などの自然の造形物をモチーフに、記憶のかけらや原風景を形にした詩的で趣のある作品を制作しています。これまで新制作展と個展を中心に、精力的に作品を発表してきました。
展覧会名の「翼果の帰郷」とは、羽をつけたカエデの種が遠くへ飛んで行き、ブーメランのようにまた里へ帰ってくることをイメージしています。森克彦に教えを受け彫刻の道を歩むこととなった卒業生は、作品の素材も活動領域もそれぞれに異なり、彫刻分野の多様性を体現しています。  
数寄屋造りの爲三郎記念館に、森克彦による彫刻作品10数点と、卒業生13人それぞれの作品数点ずつを入り組んだ形で展覧します。多彩な芸術家たちによる作品の共鳴をお楽しみください。

【出品作家】
森克彦、村尾 里奈 、磯部 友孝、鈴木 紹陶武、浅野 健一、杉浦見奈子、森 靖、中野 岳、柄澤 健介、𡈽方 大、後藤 あこ、宮木 菜月、丹羽 啓、川角 大和
(卒業年順、同年五十音順)

 会期  2023年6月3日(土)~7月30日(日)※月曜日休館
 休館日  毎週月曜日
 会場  公益財団法人古川知足会 爲三郎記念館(旧古川爲三郎邸)
 主催  公益財団法人古川知足会 彫刻家 森克彦展/翼果の帰郷展 実行委員会
 後援
 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、愛知県立芸術大学
 助成
 公益財団法人野村財団
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
 チケット販売