「黎明茶会」開催【令和元年6月6日】

新元号となり初めて開催するお茶会として「黎明茶会」を分館爲三郎記念館の庭園茶室「知足庵」にて実施いたしました。本席では、同館で開催中の展覧会テーマである‘明と暗’と、新しい時代の幕開けを祈念した当館所蔵の茶道具を使い、お客様に二服差し上げました。当日は気温32度と暑さ厳しい一日でしたが、晴天に恵まれ、美術館ならではの茶会をお楽しみいただき大変な盛会となりました。ご参加いただきました皆様ありがとうございました。

  • 日時:6月6日(木) ①10:15~ ②11:00~ ③11:45~ ④13:30~ ⑤14:15~ ⑥15:00~ 
  • 場所:分館爲三郎記念館 庭園茶室「知足庵」
  • 内容:薄茶二服

    主菓子「朧半夏生」両口屋製

    • 主菓子「主菓子「朧半夏生(おぼろはんげしょう)」両口屋製

      ・・・高北幸矢展の展示テーマである“明と暗”を竹炭の黒と白の薯蕷きんとんで表現し、割ると中から赤色餡が現れ、高北先生の作品である椿の色と生命力、新しい時代「令和」の幕開けを表した和菓子です。菓銘は、高北先生が命名くださいました。

    干菓子「令和」梅園製

    • 干菓子「ミニ梅守(うめもり)」大宰府天満宮御用達 梅園(ばいえん)製

      ・・・北海道産小豆使用の煉りの効いたこし餡を「令和」と焼印された佐賀産の麩焼きで挟んでいます。新元号「令和」の引用典拠となった万葉集『梅花の歌』を大伴旅人が詠んだ地、九州太宰府にあるお菓子処で、上皇陛下と美智子様が九州国立博物館にご来館の折、お茶菓子として召し上がられた皇室献上のお菓子です。

     

     

新元号「令和」決定記念!春の「呈茶回数券」キャンペーン実施【H31.4/2~21まで】

弊館では本日4月2日(火)より新元号「令和」決定を記念し、春の呈茶回数券キャンペーンを実施します。こちらは、分館爲三郎記念館 邸内呈茶席「数寄屋Café」でご利用いただける「茶回数券(1冊6枚綴り)」となり下記期間、割引価格にてお求めいただけます。

 

  • キャンペーン期間:4月2日(火)~4月21日(日)
  • 販売場所:古川美術館・分館爲三郎記念館フロント

【キャンペーン価格】 ※回数券は一冊6枚綴りです

  • 1冊:通常価格2,500円→2,250円(1枚あたり375円)
  • 2冊:通常価格5,000円→4,450円(1枚あたり371円)
  • 3冊:通常価格7,500円→6,650円(1枚あたり370円)
  • 4冊:通常価格10,000円→8,800円(1枚あたり367円)

雛祭茶席を開催しました【H31.3.1】

3月3日の雛祭りにちなみ、分館爲三郎記念館「桜の間」に茶席を設け「雛祭茶席」を開催いたしました。

茶道具には、当館所蔵品から花や春を感じられるものを取り合わせ、また空間を当館職員で切り絵作家の遠藤真由香により冬(雪)から春(桃の花)に変化していく季節の移り変わりを演出しました。その中で、大黒屋本店製の和菓子「雛の袖」と抹茶を一服、皆様にお楽しみいただきました。

*菓子器には、分館爲三郎記念館で開催予定の「漆・浅井啓介展」の作家 浅井啓介先生の作品を使用いたしました。

 

切り絵作家 遠藤真由香による空間演出

友禅和紙で折られた雛人形

切り絵作家 遠藤真由香による空間演出

【写真左】切り絵作家 遠藤真由香による作品解説

本日の和菓子「雛の袖」大黒屋本店製 
菓子器は、次回展の漆作家 浅井啓介先生の作品です

和菓子「雛の袖」大黒屋本店製※前の画像は室内の照明で異なってしまったため本来のお色をご紹介。ピンクと薄い青色にぼかし染めた外郎生地を折りたたむようにして白みそ餡を包み、雛人形の着物の袖を写したお菓子です

陶芸家・森 克徳先生ご来館【H31.2.21】

本日、陶芸家の森 克徳先生がご来館くださり、分館爲三郎記念館で展示と合わせ呈茶をお楽しみいただきました。

森先生は、高浜市出身の陶芸家であり、現在、高浜市やきものの里かわら美術館にて展覧会「森克徳展 ~しなやかな陶志~」が開催中です。当館とは、その提携事業として先生の茶碗3客を邸内呈茶席「数寄屋Café」にて使用させていただいております。また当館にご来館いただきました方へ、森 克徳展の〝観覧料半額割引券”をお配りしております。ぜひ、爲三郎記念館「数寄屋Café」にて先生の作品でお抹茶をお楽しみいただき、高浜市かわら美術館で開催中の森先生の展覧会へも足を運んでいただけますと幸いです。

陶芸家・森 克徳先生
分館爲三郎記念館「数寄屋Café」にて

★高浜市やきものの里かわら美術館HP

爲三郎誕生日茶会を開催いたしました【H31.1/18】

初代館長 古川爲三郎の誕生日1月18日を記念したお茶会を開催し、爲三郎の遺愛品はじめ、当館所蔵の茶道具で皆様をおもてなしいたしました。本席では、主菓子と干菓子で二服、薄茶をお楽しみいただきました。

*主菓子は、梅屋製の紅白きんとんで菓銘「皇(こう)」をご用意しました。この菓銘は”皇寿”から由来し、数え年で111歳のことを言います。爲三郎が111歳まで生きることを目標としていたことや、111は「川」に見えることから別名「川寿」とも言われ、「川」=「古川の”川”」と連想し名づけました。また本年2019年は、天皇陛下退位と皇太子さまの即位の年であり、「紅白きんとん」の「紅(こう)」を表しました。

主菓子は梅屋製 紅白きんとん 銘は「皇(こう)」

干菓子は大黒屋本店製の落雁 銘「おふく」

本席の様子

爲三郎にあやかった当館オリジナル和菓子「夢寿夢寿」を皆様へ・・

新春の呈茶席を開催しました【2019.1/2&3】

2019年1月2日(水)より古川美術館では新春企画展「日本のこころ~つながる美」が開催となり、分館爲三郎記念館も季節のしつらえにて同時公開となりました。その初日2日と3日の2日間、分館爲三郎記念館「桜の間」に茶席を設け、本席限定「花びら餅」と薄茶で皆様には年初めに気軽に茶の湯をお楽しみいただきました。

両日とも開館時間前より茶券を求めご来館下さったお客様もいらっしゃり、寒い中お出かけくださいまして皆様ありがとうございました。

立礼棚による点前

桜の間の丸窓からの景色もお楽しみいただきました

和菓子は、本席限定 梅屋製「花びら餅」

 

連続文化講座第6回「楽しむ茶の湯 茶席実践編」開催しました【H30.11/28】

連続文化講座第6回「楽しむ茶の湯 実践編」 として講師である尾州有楽流・拾穂園主 長谷義隆先生による茶会を午前・午後で開催しました。分館爲三郎記念館の内外の茶席を活用いただき、茶事の形式を一部取り込み、薄茶(初座)と薄茶(後座)の間に中立を挟み、庭園や、第二寄付である庭園茶室「知足庵」でも長谷先生の茶人としての感性で鑑賞ポイントを説明いただきました。

皆様には、内と外の変化に富んだ景色をお楽しみいただきつつ、趣向に富んだ長谷先生ならではの茶の湯の時間をお過ごしいただきました。

•開催日  2018年11月28日(水)
•時 間  【午前の部】10:30~12:00 【午後の部】13:30~15:00
•席 主  長谷義隆氏(尾州有楽流・拾穂園主)
•会 場  分館 爲三郎記念館「大桐の間」

初座の様子

【初座】和菓子「星雲」芳光製

庭園見学

知足庵(第二寄付)にて長谷先生よる解説

第二寄付「知足庵」から後座へは中庭からお入りいただきました

後座の様子

.【後座】干菓子「浜千鳥、行雲」芳光製

「霜月茶会」を開催いたしました【H30.11/15】

本日、分館 爲三郎記念館にて「霜月茶会」を開催いたしました。庭園茶室「知足庵」では初炉の薄茶席を設け、炉開きにちなみ「三部(さんべ)※織部(おりべ)、伊部(いんべ)、瓢(ふくべ)のこと」を釜、茶碗と、織部饅頭で取り合わせ、皆様をおもてなしいたしました。
また、邸内ではお食事をお楽しみいただき、霜月のひとときをゆっくりと味わっていただきました。
 
おかげさまで天候にも恵まれ、1日となり、無事茶会を終えることができました。
ご参加いただきました皆様ありがとうございました。
 
 

茶花は、ハシバミと曙【椿】

三部のひとつ、釜(ひさご型)

三部のひとつ、織部は「織部饅頭」大黒屋本店製
中は、備中白小豆(こしあん)と極上の味わいでした

今回は、織部の図柄7種作っていただき、1席7名皆様にはそれぞれ異なった図柄をお楽しみいただきました

茶席の様子


邸内では、お食事(八百彦製)をお楽しみいただきました

 

11/15(木)「霜月茶会」開催にともなうお知らせ(数寄屋Caféご利用の皆様へ)

平素より古川美術館・分館爲三郎記念館、数寄屋Caféをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

11月15日は分館爲三郎記念館にて「霜月茶会」を開催するため、終日邸内が混み合うことが予想されます。また、庭園茶室「知足庵」も茶席として使用しているため、一般の方の鑑賞がいただけませんことご理解のほどよろしくお願い申し上げます。ご来館の皆様にはスムーズなご案内が出来るよう最善を尽くしてまいりますが、ご理解を賜りたくお願い申し上げます 。

【イベント名】「霜月茶会」 要事前予約 ※満席のため当日のご参加はいただけません

  • 開催日  2018年11月15日(木) 
  • 会 場   分館 爲三郎記念館 庭園茶室「知足庵」及び、邸内「大桐の間」「葵の間」「茶の間」

数寄屋Café も通常通り営業しておりますが、茶会参加者で邸内が賑わいますことご理解を賜りたくお願い申し上げます。