爲春亭 浮観の間・太郎庵

浮観の間 (寄棟造・1階)

爲春亭 浮観の間

爲春亭 浮観の間

邸内における唯一の洋間。
建築家 吉柳満氏によって改築された壁は、「桜の間」と同じデザインでありながら、材質を変えることでまた一味違う雰囲気を演出しています。

 

太郎庵 (寄棟造・地下)

爲春亭 太郎庵

爲春亭 太郎庵

浮観の間横の階段を下ると現れる茶室「太郎庵」。江戸時代中期の茶人、高田太郎庵(たかだたろうあん)好みの造りで、踏込み 地板 (じいた) の 台目床 (だいめどこ) に栗の山ナグリの床柱を立てた 原叟床 (げんそうどこ) になっています。襖には日本画家 山本眞希氏による太郎庵椿が描かれ、この部屋の名前となった高田太郎庵をしのばせます。冬には、雪見障子から垣間見ることができる寒椿が室内の意匠と重なりあいます。