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古川美術館 生誕130年記念展「古川爲三郎コレクション 一(いち)富士(ふじ)・二刀(にかたな)・三(さん)美人(びじん) 」

古川美術館の初代館長である古川爲三郎は、明治23年(1890)1月18日、愛知県中島郡萩原村(現・一宮市)に生まれました。令和2年(2020)1月で生誕130年を迎えます。これを記念し「古川爲三郎コレクション ~一富士・二刀・三美人~」を開催致します。
古川爲三郎は平成7年(1995)5月に103歳でこの世を去りますが、事業をいくつも興し「生涯現役」、「百歳是青春」などの言葉を残しています。その言葉からもわかるように、常に前向きで夢多き人でした。爲三郎が最初に蒐集を始めたのが刀剣です。現在でも100振りほど所蔵していますが、その蒐集傾向は刀剣そのものよりも拵え(刀剣の外装)にあり、コレクションからは、爲三郎が武器としての刀剣ではなく、それを包み込む工芸的な美しさを持つ拵え(刀剣の外装)に魅力を感じていたことをうかがわせます。
また、実業家らしく日本一の富士山を好み、横山大観の富士山をはじめ、富士山を描いた作品を多く蒐集しました。そして地元を愛した爲三郎らしく、岐阜県中津川出身の前田青邨も好んで集め、特に前田青邨「薔薇」(1965年頃制作)は、爲三郎が≪青邨の薔薇≫と呼んで特に大事にしていました。その他、爲三郎コレクションには上村松園、伊藤小坡をはじめとする美人画、花や小動物を描いた花鳥画なども含まれています。これらの作品は現在分館 爲三郎記念館として公開している自宅で、自身が楽しむだけでなく、自宅を訪れた客人をもてなすためのしつらえとしても愛でられた作品たちです。
本展はそんな爲三郎の生涯を振り返りつつ、彼が蒐集した美術品の中から特に好きだった作品や、逸話の残る作品など、古川美術館の所蔵品の根幹をなす“爲三郎コレクション”の中からご紹介します。合わせて分館 爲三郎記念館では2月2日(日)まで、美術館では紹介しきれない、爲三郎のプライベートエピソードを遺愛の品と共に紹介します。

横山大観「海噸」古川美術館蔵

上村松園「松園」古川美術館蔵

 

 会期  2020年1月2日(木)~3月1日(日)
 休館日  毎週月曜日(但し、1月13日、2月24日(月・振休祝日)は開館、翌日休館)
 ※2/4(火)・5(水)は記念館のみ展示替えの為臨時休館します。
 主催  公益財団法人古川知足会  
 後援

  愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社、CBCテレビ、
  スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 

 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

爲三郎記念館 愛知県立芸術大学退任記念 「土屋公雄展 ~ときめきの庭/記憶の部屋」

土屋公雄は、1955 年福井県生まれの彫刻家、環境造形アーティストです。一貫して「所在・記憶・時間」をテーマとし、80 年代半ばから発表を始め、流木や自然木を集積する原始的で神話的な作品群を経て、90 年代より解体された家屋の廃材や灰を精緻かつ大胆に構成する表現へと展開しました。作品は、国際的な現代美術展へも数多く出品されています。さらに世界各地より招待され、その土地や人々の記憶を刻むパブリックアートなどの彫刻作品を制作。国内では丸ビル正面エントランスに設置されたモニュメントや、東京空襲犠牲者追悼の平和モニュメント制作でも知られています。愛知県立芸術大学(美術学部教授)、武蔵野美術大学(建築学科客員教授)、日本大学(芸術学部客員教授)で教鞭をとっていますが、2020年3月に愛知県立芸術大学を退任することとなりました。それを記念して初めての日本家屋での個展を開催します。
会場となる古川美術館の分館 爲三郎記念館は、創建85年を超える歴史を有した建物であり、数寄の姿をとどめる邸宅として公開されている日本建築です。長い歴史をもつ建物だけに、それだけ多くの人の記憶も有しています。そんな爲三郎記念館を舞台に土屋公雄が新たな世界を現出させます。土屋はこれまで「所在」「記憶」をテーマに、様々な素材、場所、時にはすでに役割を終えた建物や物を組みなおし、従来の彫刻とは一味違った独特の造形を作り出してきました。大型作品の多かった土屋が、今回あえて室内展示の場として数寄屋建築の爲三郎記念館を選び、「記憶の庭」と題し、展示展開するには理由があります。作品自体は室内に納まるサイズではありますが、その作品は土屋の内に広がる広大な記憶の海につながります。その記憶の海から現れ出た山が作品となって、記念館の室内に広がります。この山の姿は、古来日本で描き繋げられてきた“日本の山”“やまと絵の山”です。いくつものイメージが重なり合って、展開していくその“場”こそが 「記憶の庭」であり、そこで作品に出会った人々は、土屋自身の記憶に刺激され、自身が持つ記憶が呼び起され、交差し、色鮮やかに蘇り、新たな感動が呼び起されます。「記憶の庭」は、一見小さいように見えますが、そこに広がる“場”は広大で、記憶の数は無限大です。そして、この庭は土屋の記憶だけでなく、それを鑑賞する多くの人々の記憶をも有する庭となると同時に、過去から未来へとつながっていく土屋公雄の新しい世界でもあるのです。

爲三郎記念館加工画像

アトリエ写真

「烏帽子」2019年

 
 会期  2020年2月6日(木)~3月1日(日)
 休館日  月曜日 ただし、11月4日(月・振休)は開館、翌日休館
 ※2/4(火)、5(水)の両日は展示替えのため、記念館のみ臨時休館します。
 主催  公益財団法人古川知足会 愛知県立芸術大学
 後援

 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社、
 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社  

 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

 

古川美術館 特別展「髙山辰雄 平松礼二 松村公嗣 ~文藝春秋表紙絵とその芸術」

髙山辰雄、平松礼二、松村公嗣。独自の日本画を作り上げた三人は、『文藝春秋』表紙絵を描き、それぞれにバトンをわたしてきました。髙山辰雄は、生きることの神秘を感じさせる精神性の高い絵画を追及し、日展を舞台に活躍し、文化勲章を受章。『文藝春秋』では1987年から13年間、身近な風景や人物を題材としながら無限なる世界を表現し珠玉の時を刻んできました。
平松礼二は、革新的な日本画を目指し、「路」シリーズや、日本絵画の本質的な装飾性に着目した「ジャポニスム」シリーズを展開しています。『文藝春秋』では2000年から11年間、日本各地や日本と縁の深い外国を旅して、新しい日本画の創造をしてきました。
そして2011年から現在まで表紙絵を描く松村公嗣は、院展を主な舞台として活躍しています。国内外の風景や自然、人との出逢いから得た感動を多彩なテーマで展開し、時に叙情的に、時に力強く、いのちの輝きを表現してきました。
本展では、『文藝春秋』の表紙絵という一年の流れの中で描いてきた作品をご紹介すると同時に、髙山辰雄、平松礼二、松村公嗣が、日本画家として表現してきた大作も同時に展覧します。

また、関連展覧会として以下を予定しています。
*愛知大学豊橋キャンパス 愛知大学記念館「平松礼二 特別展覧会」2019年11月開催予定
*松坂屋美術館(名古屋)「愛知県立芸術大学学長退任記念 松村公嗣展―巡る」2019年11月2日~17日

髙山辰雄「緑風」文藝春秋表紙絵1995年6月号  公益財団法人角川文化振興財団蔵

平松礼二「竹林にて(宮崎)」文藝春秋表紙絵2004年6月号 町立湯河原美術館寄託

 

松村公嗣「サマルカンドのひと」文藝春秋表紙絵2018年10月号

髙山辰雄「青衣の少女」1984年 公益財団法人角川文化振興財団蔵

 

平松礼二「春山水・ジャポン」2003年 町立湯河原美術館蔵

松村公嗣「はだか祭」(部分)2007年

 

 会期  2019年10月19日(土)~12月8日(日)
 休館日  月曜日 ただし、11月4日(月・振休)は開館、翌日休館
 主催  公益財団法人古川知足会  
 後援

  愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、愛知県公立大学法人愛知県立芸術大学、愛知大学、
  中日新聞社、CBCテレビ、スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 

協力  松坂屋美術館
 Pコード  チケットぴあ前売り販売Pコード769-905
 【販売期間】 8月8日(木)~12月8日(日)
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

爲三郎記念館特別展「茶 -祈りと楽しみ- 千宗屋好み興福寺中金堂献茶道具初公開」

国内外から今、最も注目されている茶人武者小路千家家元後嗣千宗屋氏。伝統を継承する一方で今に生きる茶の湯と茶人の姿を紹介します。
抹茶の風習と文化は12世紀末~13世紀に禅宗と共に伝わり、千利休によって体系づけられました。時代によって茶の趣向は異なるものの、≪もてなす≫という茶の精神は時代と共に脈々と伝わってきました。各時代の茶人によって試行錯誤が重ねられ、昇華されて現在に伝わります。本展ではその≪もてなす≫という精神に着眼し、茶人としてその精神を体現し、魅力ある趣向、作為を追求する千宗屋氏の茶の湯に迫ります。
古美術から現代アートに至るまで造詣が深く、現代の茶の湯を追求する武者小路千家家元後嗣千宗屋氏は、国内外問わず茶の湯の文化の普及に尽力しています。その鋭い感性は時として利休再来と称され、茶の湯に新たな兆しを与えました。
本展では法相宗興福寺の御協力を得て、2018年10月に行われた奈良興福寺の伽藍の中枢である中金堂落慶法要献茶にて使用され、奉納された茶道具を一般に初公開します。天平文化をコンセプトに千宗屋氏がプロデュースした茶道具は、まさに今の茶の湯を象徴した、若くそして力強いエネルギーに満ち、洗練された世界を見ることができます。視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の全領域を駆使する生活文化の総合芸術である茶の湯。千宗屋氏のセレクトする作品から今に生きる茶の湯をお楽しみください。
【出品作家】≪敬称略・五十音順≫
赤木明登(塗師)加藤亮太郎(焼物師)佃眞吾(指物師)津田清和(焼物師)長谷川清吉(金物師)

法相宗大本山興福寺中金堂落慶法要茶道具一式(撮影:渞忠之)

法相宗大本山興福寺中金堂落慶法要献茶式より(撮影:渞忠之)

 

千宗屋師

 会期  2019年10月19日(土)~12月8日(日)
 休館日  月曜日 ただし、11月4日(月・振休)は開館、翌日休館
 主催  公益財団法人古川知足会
 後援

 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社、CBCテレビ、
 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社  

 協力

 法相宗大本山興福寺、武者小路千家 公益財団法人官休庵、尾茗会

 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
 Pコード  チケットぴあ前売り販売Pコード769-905 《販売期間》8月8日(木)~12月8日(日)

 

古川美術館 分館爲三郎記念館同時開催 第二楽章 書だ!石川九楊展

※こちらの展覧会は終了しました。

目を瞠る斬新な創作、根底的(ラジカル)な評論、他の追随を許さず、書の表現領域を拡げつづけてきた石川九楊。2017年の夏・一ヵ月にわたった上野の森美術館での「書だ! 石川九楊展」は評判に評判をよんで尻上がりに観覧者を増やしつつ、惜しまれてお開きとなりました。
以来、石川九楊展開催を切望する声しきり。そこで、出品作を大幅に入れ替え、上野の森展とはまたガラリと異なった展覧会を当・古川美術館および分館 爲三郎記念館で開催する運びとなりました。題して「第二楽章‐書だ! 石川九楊展」。
古川美術館では、初期作品「歎異抄」全文ほか、日本古典文学を題材とした作品から、戦後詩、さらには「9.11」「東日本大震災」にちなんだ自作詩、さらには敗戦後の日本の歴史を描いた「敗戦古稀」などの近作までを展示します。
数寄屋建築の分館 爲三郎記念館では、盃千個に一盃一文字をしたためた圧巻の「盃千字文」、軸装の書や陶芸家とのコレボレーションによる文房具(筆、硯、文鎮、筆筒等)、茶道具など、書の多角的な魅力を展覧いたします。
また、特別企画として、会期中、分館 爲三郎記念館の襖四枚に古川美術館で公開制作します。石川九楊の展覧会会場での公開制作は初の試みです。完成作は会期中に爲三郎記念館にはめ込み展覧します。
書家・石川九楊の更なる歩みと今なお追い求める書の表現の宇宙をお楽しみください。

 会期  2019年8月3日(土)~10月6日(日)56日間
 前期:8月3日(土)~9月8日(日)
 後期:9月10日(火)~10月6日(日)
 休館日  月曜日(但し8月12日、9月16日、23日は祝日により開館、翌火曜日が休館)
 主催  公益財団法人 古川知足会
 後援他

 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社、日本経済新聞社、
 CBCテレビ、スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社、その他)
 あいちトリエンナーレ2019連携事業、beyond 2020  

 協力

 ギャラリー白い点、株式会社 名古屋画廊、幸兵衛窯、市之倉さかづき美術館

 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

第34回風景の会絵画展「愛知を描く~平成の残したい風景」

※こちらの展覧会は終了しました。

1986年に《中部画壇に新風を》と、当時の中部地方の日本画、洋画、版画を代表する作家たちが所属団体や会派の枠組みを超えて自由な立場で集結して設立した風景の会絵画展第34回展を開催します。設立当初より松坂屋美術画廊を会場としておりましたが、2018年をもって松坂屋会場での開催が終了したことを受け、2019年の名古屋での会場は古川美術館とし、秋に例年通り豊川市桜ヶ丘ミュージアムへ巡回いたします。今年は平成から新元号へと移り変わる節目にあわせ「愛知を描く~平成の残したい風景」をテーマとし、風景の会同人がそれぞれに選び、新時代へ残したい風景を描きます。

出品作家
飯田 史朗・岩原 良仁・梅村 孝之・大島 幸夫・片山  宏・加藤  厚・加藤  勁
加藤 鉦次・加藤茂外次・木村 光宏・斎藤 吾朗・島橋 宗文・菅沼 鉄王・鈴木 喜家
袖垣 治彦・傍島 幹司・田内 公望・竹原 城文・塚本 英一・坪井 孟幸・中島 佳子
中村  英・長谷川 仂・平井 誠一・松井 和弘・松谷 慶子・松村 公嗣・村山きおえ
森岡 完介・山田 隆量

 会期  2019年7月2日(火)~ 7月15日(月・祝)
 休館日  月曜日(但し最終日16日月祝は開館)
 主催  風景の会、中日新聞社 
 協力

 古川美術館

 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

分館爲三郎記念館特別展 高北幸矢インスタレーション「落花 未終景」

“老いることは美しい”と飾ることはできない。“老いることは醜い”と悲しむこともできない。“老いることは、人生を豊かにする”と容易には言えない。しかし老いの先にある終わりを認識したからこそみえる未来を見てみたい。“美しく老い、豊かに終えてゆく”最後の美しさを実現するために。   作家の言葉より
都市におけるサイン計画などの社会的価値の高いデザインを創出してきた高北幸矢は、2012年よりアーティストとしてインスタレーションを展開してきた。
高北がインスタレーションを展開するきっかけとなったのは、15年程前に見た落花の椿の夢である。一面を覆い尽くす真っ赤な椿は地面におちてもなお、その命を輝かせていた。高北が椿を見ているのか、それとも椿に見られているのか。それはむせ返るような匂いさえも感じる夢であったという。その死してもなお咲き続ける椿に自らを重ね、≪生きる力と美≫を見出したのである。
本展では、丹念に彫り続けられた椿で高北の胸中にある二面性を表現する。光と影、陰と陽、美と醜、生と死。それらは互いに照らし合い、補いながら終焉の美しさへと昇華していく。最後の美しさを求めて進化する高北幸矢の椿が爲三郎記念館で開花する。

 会期  2019年5月18日(土)~7月15日(月・祝)
 休館日  月曜日(ただし7/15は開館)
 主催  公益財団法人古川知足会
 後援

 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社、CBC、
 愛知芸術文化協会
 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社  

 協力

 あいちトリエンナーレ2019 beyond2020

 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
 Pコード  769-614 《販売期間》3月20日~6月30日

 

古川美術館企画展「Color ~色彩からのメッセージ~」

※こちらの展覧会は終了しました。

私たちの身の回りには、Color=色があふれています。色は大前提として現実を再現する役目を持っていますが、美術作品における色は、主題や構図とともにとても重要な要素を占めています。そして色の機能や意味は多種多様であり、私たちは色を通して作品の主題、心理的状況など、作者からの様々なメッセージを受け取ります。メッセージの受け取り方は、観る者の文化的背景や、それまでの人生経験に左右されるため、すべて同じ内容にはなりません。しかし、色には古今東西、万国共通のイメージというものがあることもまた、忘れてはいけません。
本展ではそんな様々な機能や意味を持つ美術作品の“色”に着目し、美術作品を通して、色がもたらすイメージやメッセージだけでなく、主題の意味合いをより強く印象付ける色、作家の思いや思考を表す色など、色がもたらす様々な視覚的、心理的効果を読み解きます。

 会期  2019年5月18日(土)~ 6月30日(日)
 休館日  月曜日
 主催  公益財団法人古川知足会  
 後援

  愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社
 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社

連携事業  あいちトリエンナーレ2019 beyond2020
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

分館爲三郎記念館特別展 高北幸矢インスタレーション「落花 未終景」

“老いることは美しい”と飾ることはできない。“老いることは醜い”と悲しむこともできない。“老いることは、人生を豊かにする”と容易には言えない。しかし老いの先にある終わりを認識したからこそみえる未来を見てみたい。“美しく老い、豊かに終えてゆく”最後の美しさを実現するために。   作家の言葉より
都市におけるサイン計画などの社会的価値の高いデザインを創出してきた高北幸矢は、2012年よりアーティストとしてインスタレーションを展開してきた。
高北がインスタレーションを展開するきっかけとなったのは、15年程前に見た落花の椿の夢である。一面を覆い尽くす真っ赤な椿は地面におちてもなお、その命を輝かせていた。高北が椿を見ているのか、それとも椿に見られているのか。それはむせ返るような匂いさえも感じる夢であったという。その死してもなお咲き続ける椿に自らを重ね、≪生きる力と美≫を見出したのである。
本展では、丹念に彫り続けられた椿で高北の胸中にある二面性を表現する。光と影、陰と陽、美と醜、生と死。それらは互いに照らし合い、補いながら終焉の美しさへと昇華していく。最後の美しさを求めて進化する高北幸矢の椿が爲三郎記念館で開花する。

 会期  2019年5月18日(土)~7月15日(月・祝)
 休館日  月曜日(ただし7/15は開館)
 主催  公益財団法人古川知足会
 後援

 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社、CBC、
 愛知芸術文化協会
 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社  

 協力

 あいちトリエンナーレ2019 beyond2020

 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
 Pコード  769-614 《販売期間》3月20日~6月30日

 

特別展Collector’s exhibition「日本の巨匠」

※こちらの展覧会は終了しました。

Collector’s exhibitionとしてアートコレクターが収集した秘蔵の一級品を紹介する展覧会を初めて開催します。美術の愛好家たちが選び、プライベート空間で愛でてきた珠玉の美術品を、【次世代に残したい30人】に厳選し紹介します。国全体が大きく変貌を遂げた時代、明治の幕開けと共に島国日本は長い鎖国から解き放たれ、他国の影響を受けながら文化を発展させてきました。その立役者となったのが切磋琢磨して己の芸術を追究した芸術家たちです。近代日本画の礎を築きあげた横山大観、竹内栖鳳。山水画から風景画というジャンルの道しるべとなった川合玉堂。浮世絵から美人画という花形絵画を確立した鏑木清方、上村松園。洋画を見れば、油絵具の質感にもがき苦しみながら日本の洋画を作り出した梅原龍三郎、美しい一本の線を求め続けた宮本三郎など。日本のアートシーンはこうした芸術家たちによって支えられてきました。平成から改元する今だからこそ、後世に残したい30人の巨匠をとりあげ、激動する美術界を支えた日本画・洋画英雄たちの個の輝きを紹介します。
【出品作家一例】
《日本画》横山大観、竹内栖鳳、川合玉堂、前田青邨、安田靭彦、鏑木清方、上村松園、
     東山魁夷、高山辰雄、杉山寧、平山郁夫、加山又造 他
 《洋画》梅原龍三郎、安井曽太郎、レオナール・フジタ、荻須高徳、中村 彝、中川一政、三岸節子 他

 会期  2019年3月16日(土)~5月6日(月・祝)
 休館日  月曜日
 ※ただし4/29、5/6は開館 4/30は休館
 主催  公益財団法人古川知足会  
 後援

  愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社
 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社

協力  あいちトリエンナーレ2019パートナーシップ事業
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
 Pコード  769-456 【販売期間】1/22〜5/6

分館爲三郎記念館特別企画「漆・浅井啓介」展

こちらの展覧会は終了しました。

「漆」・「漆器」は英語にすると「japan」と呼ばれ、まさに日本を代表する素材です。
温暖湿潤な気候の中で育った漆の木から採取される日本漆は、日本の気候と日本人の美意識、そして匠の技によって手を加えられてきました。漆は防水性・耐熱性・耐久性を高める他にも、麗しい深みのある色や独特の質感、光沢とあたたかくやわらかみのある手ざわり、気品に満ちた風格を与えます。本展ではそうした漆の表現の可能性を追求する漆芸師・浅井啓介の漆の世界を紹介します。
日展で活躍する浅井は漆を単なる伝統的な工芸品だけではなく、生活のあらゆるシーンを演出できる素材としてとらえ、漆による現代にあった空間つくりを実現しています。空間を一新する大型の壁面作品や独創性に富んだオブジェ、食卓を彩る漆は、大胆な意匠の中に緊張感のある丁寧な手仕事を見ることができます。漆芸に向き合い、現代のニーズにあった漆の展開を見せる浅井の今に生きる漆工芸をお楽しみください。
また期間中は浅井による器でカフェメニューを提供いたします。(別途有料)五感を使って楽しめる爲三郎記念館ならでは作品との語らいをお楽しみください。

 会期  2019年3月16日(土)~4月7日(日)
   ※4月9日(火)~5月6日(月・祝)は季節の設えとなります。
 休館日  月曜日
 主催  公益財団法人古川知足会
 後援

 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社
 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社  

 協力

 あいちトリエンナーレ2019パートナーシップ事業

 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

 

古川美術館新春展「日本のこころ~つながる美」

※こちらの展覧会は終了しました。

5月に新元号へと切り替わり、新たな時代の幕開けとなる2019年。平成最後を飾る古川美術館の所蔵品展となる新春展では、先人の築いてきた日本美に注目し、受け継がれていく日本のこころを伝える日本画、洋画、工芸品をご紹介します。
日本美の象徴とされた「富士」と「桜」、新春にふさわしい華やかな「祝い」、雪月花に代表される詩情あふれる「自然美」をキーワードに、長きに渡り受け継がれてきた日本の美意識をお楽しみいただきます。歴史的な節目となる年にちなみ、日本の歴史や文学の登場人物、歴史的建造物などを描いた作品もご紹介します。芸どころ名古屋の基礎を築いた德川宗春を描いた加藤正音「尾張春風伝 德川宗春」も初公開。横山大観、川合玉堂、前田青邨、上村松篁、片岡球子らの伝統的な日本美から、現代作家の描く日本美まで、様々につながる美の形、日本のこころをお楽しみ下さい。

 会期  2019年1月2日(水)~3月3日(日)
 休館日  月曜日休館(但し、1月14日、2月11日(月・祝)は開館、両翌日(火)は休館)
 会場  古川美術館
 主催   公益財団法人古川知足会
 後援  愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

平成30年度古川美術館特別展「日本画家 木村光宏 〜山紫水明を描く〜」

※こちらの展覧会は終了しました。

日本には万年の雪を頂き優美な姿でそびえたつ山々、美しく煌めく海に浮かぶ大小の島々、紅葉に彩られた美しき錦のような森や湖があります。そして四季折々に変化し、繰り広げられる自然の美しきドラマを写しとる風景画家・木村光宏。日本画の岩絵具の美しさを生かしながら、大画面に雄大な自然を描き出すその手法は、木村光宏ならではの世界です。
古川美術館では平成26年(2014年)に「日本画家 木村光宏の世界」(会期:3/15~5/11(日)として、画業初期の人物画から、日展特選作品、群像表現から風景画への転換から、近年の国立公園シリーズを展覧する回顧展を開催しました。
2回目の開催となる本展では、国立公園シリーズや、故郷である信州を描いた作品などを中心に、木村光宏が描き出した美しき日本の風景を紹介します。雄大なる山々、そこに冴え冴えと輝く月、静かなる湖や樹林、迫力ある滝など、木村によって描き出された日本の山紫水明をどうぞご覧ください。
また、木村は閑輝会・朱生会を主宰し、後進の指導も積極的に行っています。本展では日展特選を受賞した朱生会の主力作家6人を選抜し、作品を紹介します。

 会期  平成30年10月20日(土)~12月16日(日)
 休館日  月曜日休館
 会場  古川美術館
 主催   公益財団法人古川知足会
 後援  愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

特別展「ジュディ・オング倩玉 木版画の世界 ~作家ジュディ・オング倩玉の魅力~」

※こちらの展覧会は終了しました。

歌手・女優として世界で活躍するジュディ・オング。もう一つ忘れてはならないのが、木版画家・ジュディ・オング倩玉としての活動です。幼いころから絵を描くのが大好きで、25歳の時に出会った井上勝江の木版画に魅了され、井上に師事して木版画を始め、そこでも才能を開花させます。彼女のテーマは一貫して日本家屋と花です。特に日本家屋は全国各地の旧家や神社仏閣を自ら取材して、印象深い構図と、木版画ならではの力強い線と、繊細な表現で日展の入選を重ね、2005年には特選を受賞するなど、輝かしい実績を残しています。古川美術館ではこれまでに3回にわたり、ジュディ・オング倩玉の木版画作品をご紹介してきました。4度目の開催となる今回は、日本家屋を題材とした初期作品から日展特選受賞作はじめ、最新作までを通して見える画業の充実、そして彼女が「人生において、いつもともにあった」と語る花の作品をご紹介します。そして直接の師である井上勝江の作品、そして井上の師匠・棟方志功の肉筆画と書も展示し、ジュディ作品の源流、師の系譜をご紹介します。志功の最後の愛弟子である井上の作品は、モダンな構図で、白黒の世界でありながら、色彩を感じさせ、初期のジュディ作品にも大きな影響を与えています。また、ジュディ・オング倩玉が所蔵する棟方志功の肉筆画(倭画)である「神・御説・蓬莱之図」は、『何でも鑑定団』(テレビ愛知の2/20放送)にも出品されたもので、鶴亀や松竹梅、龍など吉祥の象徴を画面いっぱいに描き、原色の絵の具を多用した鮮やかな色彩が目を引く逸品です。また、ジュディ氏が続けている日本介助犬協会のサポート大使としての活動や、介助犬協会のTシャツのイラスト原画も展示します。
本展では、木版画家ジュディ・オング倩玉だけでなく、素顔のジュディ・オングの魅力にも迫ります。

 会期  平成30年8月4日(土)~10月8日(月・祝)
 休館日  月曜日
 ※ただし9/17、9/24、10/8は開館 9/18、9/25は休館
 主催  公益財団法人古川知足会  
 後援

  愛知県、愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、社会福祉法人日本介助犬協会
 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社

 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
 Pコード  469-112 【販売期間】6/1~10/8

爲三郎記念館 愛知県立芸術大学陶磁専攻柏会30周年記念展-柏会の軌跡-

愛知県立芸術大学陶磁器専攻科は歴史と伝統に培われた一大陶産地を背景とし、人々の暮らしを見据えた陶磁の在り方を模索するため平成元年に設立され、暮らしの中の陶磁器など、建築陶磁など次世代を担う人材を育成しています。
その設立30周年を記念した本展では、教授、卒業生、修了生、現役の学生の中から現在活躍し、今後が期待できる作家を一堂に展覧します。
柏会は、日本の“やきもの”の伝統を現代に生かすことを考え日々研究をしています。特に日常の生活の中で使えるものを制作することにこだわり、《日常で使われ形を変えてきたものこそが陶磁器の伝統を作っている》という理念のもと日本の食文化を支えてきた器を発表してきました。
本展では、そうした研究に立脚した《自分らしい》挑戦から生まれた個性に注目し、それぞれの作家の作品の魅力に迫ります。
次世代を担う陶芸家たちの≪今≫をお楽しみください。

 会期  平成30年8月4日(土)~10月8日(月・祝)
 休館日  月曜日
 
ただし9/17、9/24、10/8は開館 9/18、9/25は休館
 主催  公益財団法人古川知足会  愛知県立芸術大学美術学部
 後援

 愛知県、愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、
 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社  

 備考

 三越美術画廊にて愛知県立芸術大学陶磁専攻柏会30周年記念展-柏会の軌跡-特別企画展示
「酒器とつまみの器」を開催します。会期は8月29日(水)~9月4日(火)

 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
 Pコード  469-112 【販売期間】6/1~10/8