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平成30年度古川美術館特別展「日本画家 木村光宏 〜山紫水明を描く〜」

日本には万年の雪を頂き優美な姿でそびえたつ山々、美しく煌めく海に浮かぶ大小の島々、紅葉に彩られた美しき錦のような森や湖があります。そして四季折々に変化し、繰り広げられる自然の美しきドラマを写しとる風景画家・木村光宏。日本画の岩絵具の美しさを生かしながら、大画面に雄大な自然を描き出すその手法は、木村光宏ならではの世界です。
古川美術館では平成26年(2014年)に「日本画家 木村光宏の世界」(会期:3/15~5/11(日)として、画業初期の人物画から、日展特選作品、群像表現から風景画への転換から、近年の国立公園シリーズを展覧する回顧展を開催しました。
2回目の開催となる本展では、国立公園シリーズや、故郷である信州を描いた作品などを中心に、木村光宏が描き出した美しき日本の風景を紹介します。雄大なる山々、そこに冴え冴えと輝く月、静かなる湖や樹林、迫力ある滝など、木村によって描き出された日本の山紫水明をどうぞご覧ください。
また、木村は閑輝会・朱生会を主宰し、後進の指導も積極的に行っています。本展では日展特選を受賞した朱生会の主力作家6人を選抜し、作品を紹介します。

木村光宏「赫」作家蔵

木村光宏「月明焼岳」中部日本放送株式会社蔵

 会期  平成30年10月20日(土)~12月16日(日)
 休館日  月曜日休館
 会場  古川美術館
 主催   公益財団法人古川知足会
 後援  愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

特別展「ジュディ・オング倩玉 木版画の世界 ~作家ジュディ・オング倩玉の魅力~」

歌手・女優として世界で活躍するジュディ・オング。もう一つ忘れてはならないのが、木版画家・ジュディ・オング倩玉としての活動です。幼いころから絵を描くのが大好きで、25歳の時に出会った井上勝江の木版画に魅了され、井上に師事して木版画を始め、そこでも才能を開花させます。彼女のテーマは一貫して日本家屋と花です。特に日本家屋は全国各地の旧家や神社仏閣を自ら取材して、印象深い構図と、木版画ならではの力強い線と、繊細な表現で日展の入選を重ね、2005年には特選を受賞するなど、輝かしい実績を残しています。古川美術館ではこれまでに3回にわたり、ジュディ・オング倩玉の木版画作品をご紹介してきました。4度目の開催となる今回は、日本家屋を題材とした初期作品から日展特選受賞作はじめ、最新作までを通して見える画業の充実、そして彼女が「人生において、いつもともにあった」と語る花の作品をご紹介します。そして直接の師である井上勝江の作品、そして井上の師匠・棟方志功の肉筆画と書も展示し、ジュディ作品の源流、師の系譜をご紹介します。志功の最後の愛弟子である井上の作品は、モダンな構図で、白黒の世界でありながら、色彩を感じさせ、初期のジュディ作品にも大きな影響を与えています。また、ジュディ・オング倩玉が所蔵する棟方志功の肉筆画(倭画)である「神・御説・蓬莱之図」は、『何でも鑑定団』(テレビ愛知の2/20放送)にも出品されたもので、鶴亀や松竹梅、龍など吉祥の象徴を画面いっぱいに描き、原色の絵の具を多用した鮮やかな色彩が目を引く逸品です。また、ジュディ氏が続けている日本介助犬協会のサポート大使としての活動や、介助犬協会のTシャツのイラスト原画も展示します。
本展では、木版画家ジュディ・オング倩玉だけでなく、素顔のジュディ・オングの魅力にも迫ります。

 

ジュディ・オング倩玉「華堂初夏」

ジュディ・オング倩玉「廊橋浅秋」

 

棟方志功「神説御蓬莱之図」

ジュディ・オング倩玉 HEEMORY/STEPeast

 会期  平成30年8月4日(土)~10月8日(月・祝)
 休館日  月曜日
 ※ただし9/17、9/24、10/8は開館 9/18、9/25は休館
 主催  公益財団法人古川知足会  
 後援

  愛知県、愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、社会福祉法人日本介助犬協会
 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社

 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
 Pコード  469-112 【販売期間】6/1~10/8

爲三郎記念館 愛知県立芸術大学陶磁専攻柏会30周年記念展-柏会の軌跡-

愛知県立芸術大学陶磁器専攻科は歴史と伝統に培われた一大陶産地を背景とし、人々の暮らしを見据えた陶磁の在り方を模索するため平成元年に設立され、暮らしの中の陶磁器など、建築陶磁など次世代を担う人材を育成しています。
その設立30周年を記念した本展では、教授、卒業生、修了生、現役の学生の中から現在活躍し、今後が期待できる作家を一堂に展覧します。
柏会は、日本の“やきもの”の伝統を現代に生かすことを考え日々研究をしています。特に日常の生活の中で使えるものを制作することにこだわり、《日常で使われ形を変えてきたものこそが陶磁器の伝統を作っている》という理念のもと日本の食文化を支えてきた器を発表してきました。
本展では、そうした研究に立脚した《自分らしい》挑戦から生まれた個性に注目し、それぞれの作家の作品の魅力に迫ります。
次世代を担う陶芸家たちの≪今≫をお楽しみください。

前田正剛「掛分釉描六角大皿「椿」」

小形こず恵「朝顔文瓶」

大谷昌拡「釉裏紅風船葛文筥」

明石竜太郎「閃刻彩花器「煌」」

 

岩渕寛「柘榴図鉢」

小枝真人「染付花器翡翠」

 会期  平成30年8月4日(土)~10月8日(月・祝)
 休館日  月曜日
 
ただし9/17、9/24、10/8は開館 9/18、9/25は休館
 主催  公益財団法人古川知足会  愛知県立芸術大学美術学部
 後援

 愛知県、愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、
 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社  

 備考

 三越美術画廊にて愛知県立芸術大学陶磁専攻柏会30周年記念展-柏会の軌跡-特別企画展示
「酒器とつまみの器」を開催します。会期は8月29日(水)~9月4日(火)

 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
 Pコード  469-112 【販売期間】6/1~10/8

 

風景の会 〜30年の歩み〜

※こちらの展覧会は終了しました。

風景の会は、《中部画壇に新風を》との思いで加藤金一郎が、会派を超えて上原欽二、平川敏夫らと創立したものです。第1回展「中部画壇に新風を」として開催後、第2回展「木曽三川を描く」、第3回「街道を描く」と、年ごとにテーマ、取材地を決めて開催しています。また日本を代表する富士をテーマとした「平成の富嶽百景」、中部地方から飛び出して、北方四島をテーマとするなど、意欲的な活動をしています。そして平成5年(1993)年には、愛知県芸術文化選奨文化賞を団体として受賞しました。
その《風景の会》は2015年に設立30年を迎え、現在も自身の風景を求め向き合う作家たちが活躍しています。ここで30年の一つの節目とし、古川美術館を会場に、これまでの風景の会の歩みを振り返る展覧会を開催します。1986年の風景の会設立者の加藤金一郎から、現在会で活躍する作家まで、《風景の会》展出品作を中心に展示し、テーマや会の歩みを振り返りながら、それぞれが追求してきた風景を展示します。
《風景の会》設立30年余の会の歩みを振り返り、中部画壇に遺してきた足跡や、風景表現への意欲的な取り組み、その意義に光を当てるとともに、風景表現はどのように変貌してきたのか、これからの風景とは何か、その可能性に迫ります。

《出品作家》
ー物故作家ー
加藤金一郎 上原欣二 平川敏夫 市川晃 成田陽

ー現会員ー(50音順)
飯田史朗 岩原良仁 梅村孝之 大島幸夫 片山 宏
加藤厚 加藤勁 加藤鉦次 加藤茂外次 木村光宏
金原テル也 斎藤吾朗 島橋宗文 菅沼鉄王 鈴木喜家
袖垣治彦 傍島幹司 田内公望 竹原城文 塚本英一
坪井孟幸 中島佳子 中村 英 長谷川仂 平井誠一
松井和弘 松谷慶子 村山きおえ 森岡完介

   平成30年5月26日(土)~7月16日(月・祝)
 休館日  月曜日
 主催  公益財団法人古川知足会 風景の会
 共催  中日新聞社
 後援  愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社 
 特別協力  松坂屋美術画廊
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
 チケットぴあ  Pコード 768-962  ◎販売期間 4月20日(金)~ 7月1日(日)

分館爲三郎記念館 特別企画 第11回国際絞り会議 in Japan 名古屋会議

絞り染めは世界でも最も古い模様染めで、紀元前から行われてきました。エジプトや南米、そしてアジアではインドが古く、それが中国、日本に伝わりました。日本の古いものでは正倉院や法隆寺に伝わっている布に絞り染めが施されているものが見られ、絞りの起源を伝えると共に、現在では日本の宝としてその高い技術をうかがい知ることができます。本展ではそうした日本の絞りの起源に着目し、今もなお京都、大分、愛知での産業として定着している絞りのルーツを、日本の染織史家・染色家吉岡幸雄氏の協力のもと紹介いたします。
吉岡幸雄氏は、自身の研究のため膨大な古裂(ごぎれ)を所蔵されています。その中には、正倉院宝物と同時期の8世紀に制作されたものもあり、現在でも古の人々の染色技術、絞り技術の高さを伝えるものとして貴重です。本展ではその正倉院期の古裂を中心に、日本で美しい発展を遂げた絞りを時代を追って紹介し、現在まで絞りがどのように発展してきたかをご紹介する内容となっています。
また、本展はワールド絞りネットワーク(World Shibori Network、WSN)が主催する第11回国際絞り会議(11th International Shibori Symposium in Japan)の名古屋会場の一つとして開催いたします。
名古屋は、第1回国際絞り会議の開催地であり、さらにワールド絞りネットワークの本部があります。本展は山形での本会議のプレイベントとして開催されるもので、名古屋城、名古屋市博物館の2会場と共同で行います。名古屋城では名古屋城築城と関わりのある有松絞りの起源をたどるものを、名古屋市博物館では有松鳴海の嵐絞りを展開し、古川美術館では日本の絞りのルーツを紹介することで3会場で絞りの諸要素を紹介します。

 会期  平成30年5月26日(土)~7月1日(日)
 国際絞り会議開催は6月27日(木)〜7月1日(日)
 ※7月3日(火)〜7月16日(月・祝)は季節の設え
 休館日  月曜日
 主催  ワールド絞りネットワーク 第11回国際絞り会議名古屋実行委員会 公益財団法人古川知足会 
 後援

 文化庁 名古屋市 愛知県教育委員会 名古屋教育委員会
 NHK、中日新聞社、CBCテレビ、東海テレビ放送 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 公益社団法人名古屋観光コンベンションビューロー 一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会 愛知県絞工業組合 有松絞商工協同組合 鳴海絞商工協同組合 有松商工会 ナゴヤファッション協会 特定非営利活動法人コンソーシアム有松鳴海絞 京都府、京都市、京都絞り工芸館 朝倉市甘木、大分市、大分合同新聞社、横手市

 協力  一般社団法人民族衣裳文化普及協会 丹羽幸株式会社 愛知善意ガイドネットワーク
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

第57回日本現代工芸美術展東海展概要

※こちらの展覧会は終了しました。

現代工芸美術展の東海展を古川美術館、分館爲三郎記念館の両館にて開催します。
用と美を兼ね揃えた工芸には、機能を主としつつ美的な処理を行う工業製品のデザインや、合理性と経済的思想から生活過程に随伴する生活工芸、ハンドメイドにこだわるクラフトなどその分野は多岐にわたります。しかしそこには、現代に生き、現代の感性で自らの世界観を追究しそれを造形化するために工芸素材を駆使し、工芸美を追究する作家の姿勢が根底にあります。
本展ではそうした今を生きる工芸の姿を紹介します。日本全国主要都市を巡回する本展は、人石川の名窯大樋焼の芸術院会員大樋年朗、同じく芸術院会員人形作家の奥田小由女、金属の宮田亮平、陶芸の亀井勝、曽根洋司をはじめ約120点の作品を一堂に公開します。
今を生き、命を灯す現代工芸の美を楽しみください。

 会期  平成30年4月29日(日・祝)~5月13日(日)
 休館日  なし
 会場  古川美術館 分館 爲三郎記念館
 主催   一般社団法人現代工芸美術家協会 現代工芸美術家協会東海会 公益財団法人古川知足会
 共催  中日新聞社 東海テレビ放送
 後援  愛知県、名古屋市、愛知県 岐阜県 三重県 名古屋市 各教育委員会、スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

古川美術館企画展「黒野清宇遺墨展~かなの美」

※こちらの展覧会は終了しました。

かな書の第一人者の一人で2017年7月に逝去した愛知が誇る書家・黒野清宇(1930-2017)の遺墨展を、彼が主宰したかな書研究会の《玄之会》の協力のもと、開催いたします。
黒野清宇(本名・貞夫)は1930年に豊田市に生まれました。若いころより書家を志し、愛知学芸大学(現・愛知教育大学)在学中より《かな》に惹かれ、古筆の臨書、倣書に励みます。しかし書も展覧会で大会場に展示されるようになり、かなも漢字と同じように壁面芸術としての大きな文字を求められるようになると、師・宮本竹逕らとともに「大字かな」運動に加わります。小さく典雅なかな文字だけではなく、大きな壁面芸術としての大字を研究し、《かな》の新たな可能性を切り拓いていったのでした。そして黒野は日展・日本書芸院展を中心にかな書を発表し続け、愛知県芸術文化選奨、日展文部科学大臣賞を始め、数々の受賞を重ねます。2009年には第61回日本藝術院賞を受賞し、かな書の第一人者として書道界で活躍しました。同時に母校の愛知教育大学で教鞭(1972-1992)をとった他、玄之会を主宰し、後進の育成とかな書の普及と発展に大きな功績を残しました。
かな書一筋の黒野清宇の書は、日本の書論から仮名の書法を研究し、そこに現代的なものをどうやって取り入れるかを様々に試みています。そしてかな書ならではの、文字と文字のつながり(連綿)、それによって生み出される流麗で柔らかな線、その線に立ち現れる濃淡の墨の調子、変化に富んだ構成と造形の妙の全てが一体となった上に、万葉仮名と漢字、かなを組み合わせたり、放ち書きをしたりと、現代人として生きる力強さも感じさせる、独自の書の境地を切り拓いたのです。晩年には「万葉集」、特に「貧窮問答歌」をテーマとした大字かなに、線情豊かな書を発表しました。
本展では、黒野の晩年の「貧窮問答歌」(万葉集)の書を中心に、黒野の書の原点ともいえる平安の散らし書きの伝統を汲んだ美しく繊細な書、若い頃の流麗なかなの帖、また日々の想いをつづった書、蒐集した文房四宝(筆、硯、墨、紙)なども展示し、さまざまな黒野の書の世界を展覧します。
また分館の爲三郎記念館では黒野清宇の作品とともに、玄之会の書家の作品を展示します。かなの美を通じ、書に生きた黒野清宇の生の軌跡をご覧ください。
地をご覧ください。

 会期  平成30年3月17日(土)~4月15日(日)
 休館日  月曜日
 会場  古川美術館 分館 爲三郎記念館
 主催  公益財団法人古川知足会、玄之会
 後援  愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社、公益社団法人 日本書芸院、東海テレビ放送株式会社、スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
 チケットぴあ  Pコード 768-781  ◎販売期間 1月10日~4月15日

 

特別企画「花人 河村敦子 妹に捧ぐ命の花」

※こちらの展覧会は終了しました。

今から10年前、一人の洋画家がこの世を去りました。その人の名は平田豊美、花人河村敦子の実の妹にあたります。花人・河村敦子は、変化に富んだ日本の四季を心より愛で、活け花を通じ表現してきました。花器にいけられた花自体のフォルムのみならず、展示する場を意識した河村の活け花は空間を斬新にも一新させる力を秘めています。本展では、そんな花人・河村敦子の≪花を活ける≫とルーツに迫ります。
河村の妹・平田は画家になることを夢みていましたが両親に反対され、40歳でようやく絵に向き合うことができました。しかしこれからという60歳に胃癌にかかり、61歳でこの世を去ります。最後まで筆をとり、短くも太く描き続けた彼女の生き様は、花人・河村敦子の心に強い影響を与えました。
平田は晩年、北海道の風景に惹かれ、各地を巡り作品を手掛けました。それは1995年、心機一転をするために河村が訪れた地でもありました。強く邁進する姉の足跡が、≪生きたい≫と願い筆をもつ平田の背中をおしたのでしょう。晩年の渾身の作品群はこうした姉妹の絆から生まれたものです。そして河村は平田の没後、妹への想いを追体験する為に彼女の作品の取材地を巡ります。それは妹の通った道を辿り、そこで何を見て、何を感じたか、妹の想いを紡ぐ旅となりました。河村から平田へ、そしてまた河村へと廻ったこの想いは、その後の河村の強い表現力となったのです。
花人・河村敦子の花には人の心に寄り添える優しさがあります。それは河村の辿った妹への追体験が形となっているからでしょう。本展は平田の没後10年、ようやく妹への想いと向き合う決心のついた河村の姉妹の絆、弔いの心を活け花に託し展開します。

※こちらの展覧会は終了しました。

※こちらの展覧会は終了しました。

 会期  平成30年2月16日(金)~2月18日(日)
 会場  分館 爲三郎記念館
 主催  公益財団法人古川知足会  
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

平成30年 古川美術館 新春企画「寿ぎの四季」展

※こちらの展覧会は終了しました。

新しき年を迎えるこの新春に日本の美しい四季を館蔵品で巡ります。
いにしえの中国では、自然界や人間社会の諸現象は木・火・土・金・水の五つの要素が循環することで森羅万象の生成・変化が起こると考えられていました。そしてその考え方は季節においても応用され、春は「青春」、夏は「朱夏」、秋は「白秋」、冬は「玄冬」といった美しい言の葉で表されました。そして、四季が全て揃うことはめでたい事とされ、それをひとまとめにした四季花鳥図は祝の席でも用いられました。
本展では春の芽吹きに始まり、命の輝きを増す夏、豊かな実りの秋、寒さ厳しい冬、そんな四季折々の自然や人々の姿を、画家の鋭い感性で捉えた作品を通して、日本の四季を寿ぎます。
今年の”美術館初め”は、古川美術館の四季探訪からはじめてみませんか?

 会期  平成30年1月2日(火)~2月12日(月・祝)
 休館日  月曜日(但し、1月8日、2月12日(月・祝)は開館、両翌日(火)は休館)
 主催  公益財団法人古川知足会  
 後援  愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会
 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

財団設立30周年記念展「藤森兼明 人を魅せる技」

※こちらの展覧会は終了しました。

古川美術館では、現代洋画界を代表する藤森兼明の世界をご紹介します。
1935年富山県砺波市に生まれた藤森は、金沢美術工芸大学油彩科にて高光一也に師事し、就職を機に名古屋に転居、現在まで日展、光風会を主として活躍しています。人間の内面を人物画に投影した精神性の深い作風は高い評価を得ており、2004年日展にて内閣総理大臣賞受賞、2008年には日本藝術院賞を受賞され、同年日本藝術院会員に就任されました。現在は日本藝術院会員、日展顧問、光風会副理事長を務めています。
「祈りの美」をテーマとした2012年に続く第二回目となる本展では、幼い頃から一貫して描き続ける「人の姿」と、藤森の類まれなる表現力に焦点をあてます。新発見となる高校、大学時代の自画像は、最も身近な人の形。家族や友人など身近な人々を描いた画業の初期作品から、近年の荘厳な祈りをテーマとしたアドレーションシリーズ、そして世界的なアーティスト喜多郎を描いた2016年日展作品まで、人の姿を辿りながら画業の軌跡を展覧します。
また、本展では、圧倒的な存在感を放つ藤森の中世キリスト教の壁画と現代女性の肖像とを対峙させたその荘厳な作風が形づくられた創作のひみつを紐解きます。画家の取材したビザンチン聖堂などの写真や、力強い作品を生み出す礎として、学生時代から日記のように日々取り組んだ膨大なデッサンもあわせてご覧いただきます。藤森のデッサンは、勢いのある線で表され、空間や女性の個性も感じさせる正確さと、洗練された魅力にあふれています。デッサンや技法、画材などあわせてご覧いただくことによって、魅力ある作品を生み出す原動力や精神性、確かな高い技術力に基づく藤森兼明の創作の真髄に触れていただければ幸いです。

   平成29年10月21日(土)~12月17日(日)
 休館日  月曜日
 主催  公益財団法人古川知足会  
 後援  愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社、CBCテレビ、東海テレビ、スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社 
 特別協賛  SMBC日興証券株式会社
 協賛  トランコム株式会社
 オフィシャルサポーター  喜多郎
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
 チケットぴあ  Pコード 768-574  ◎販売期間 8月21日~12月17日

分館爲三郎記念館 内田邦太郎 パート・ド・ベール ガラス展

パート・ド・べールとはフランス語で「ガラスのペースト」「練りガラス」という意味です。この技法は細かく砕いたガラスの粉を鋳型に詰め焼成するため、自由な造形表現が可能であり、色彩においても濃淡や混色など、複雑な調節が出来ることが大きな特徴となっています。アール・ヌーボー期に流行を迎えますが、第二次世界大戦を境に途絶え、戦後しばらくはガラス工芸の中でも最も難しい幻の技法とされてきました。 内田邦太郎は、東京芸術大学工芸科の鋳金を先行し、卒業後大阪市立工芸試験所無機化学課ガラス研究室に入り、色ガラスの調合研究を行い、その後、大阪三友ガラス工芸に入社、吹きガラスの技術を学びます。内田がパート・ド・ベールを初めて見たのは宝飾デザインに携わっていた1970年代、アール・ヌーボー作家アンリ・クロ(1840-1907)との出会いでした。吹きガラスでは再現しがたい複雑な美しさに魅了された内田は、パート・ド・ベ-ルが幻の技法だと知り研究に没頭します。そうして40年余りの研究のすえ、内田式パート・ド・ベールを考案し、さらに発展させた形で発表しました。それは複雑な造形と重厚かつ鮮明な色彩を放つ美しいガラス表現です。内田の手によって蘇ったパート・ド・ベールのすべてをご紹介します。

 会期  平成29年10月21日(土)~12月17日(日)
 休館日  月曜日
 主催  公益財団法人古川知足会 
 後援  愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社、スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 特別協賛  SMBC日興証券株式会社
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
 チケットぴあ  Pコード 768-574  ◎販売期間 8月21日~12月17日

 

財団設立30周年記念「逸品セレクション」~爲三郎の夢~

※こちらの展覧会は終了しました。

今から30年前、1987年に財団法人古川会が設立されました。その3年後の1991年に古川美術館が開館しました。古川爲三郎が若い頃から蒐集してきた美術品をコレクションとして、現在ではその作品を中心に年に5回の展覧会を開催しています。爲三郎の美術品を私蔵することなく地域の皆様に広く親しんでいただきたいという遺志を受け、美術館と共に昭和初期の佇まいを残す分館 爲三郎記念館(爲三郎のかつての居宅)を舞台に活動を続けています。そして開館以来、所在地の千種区のみならず、中部地方に縁のある作家をはじめとした作品の蒐集にも努めて参りました。この度、財団設立30周年を記念して、その歩みを振り返るべく、前期と後期に分けて古川美術館の名品・優品を一堂に展示します。

前期には爲三郎が中心に蒐集して生きた作品の中でも“逸品”と自負する作品を展示します。日本画からは、爲三郎が「皇后さまの薔薇」と言ってとても大事にしていた前田青邨「薔薇」や竹内栖鳳「秋雨」、美人画コレクションの中からは上村松園「初秋」、伊藤小坡「慈愛」、富士画コレクションからは横山大観「三保の富士・松原」等を展示します。洋画からは和田英作「薔薇」、鬼頭鍋三郎「惜春」、中川一政「薔薇」など、その他、地元作家の杉本健吉「牡丹」等、爲三郎が長年かけて蒐集し、愛蔵した作品の数々を展示します。
分館 爲三郎記念館でも“逸品”工芸編として、 過去10年の新規収蔵品の他、茶道具などの工芸品を中心に爲三郎遺愛の数々を展示します。爲三郎遺愛の逸品と出会い、優品と語り合うひとときをどうぞご堪能ください。
後期には過去10年の新規収蔵品と「ブシコー派の画家の時禱書」を4年ぶりに公開します。

 会期  平成29年8月5日(土)~9月10日(日)
 休館日  月曜日(9/18日(月・祝)は開館、翌日休館)
 主催  公益財団法人古川知足会  
 後援  愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会
スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

財団設立30周年記念「逸品セレクション」~継ぐ 過去から未来へ〜

後期には当館が誇るフランス中世の装飾写本である『ブシコー派の画家の時禱書』を4年ぶりに特別公開いたします。また、『ブシコー派の画家の時禱書』に合わせて近年蒐集した数々の装飾写本のファクシミリ版(精密な複製本)も併せて公開し、西洋に花開いた写本藝術の一端をお楽しみください。同時に、過去10年間に蒐集した新規収蔵品と、これまで共に歩んできた当館ゆかり、また中部地方を拠点として活動する作家の作品を一堂に展示し、爲三郎の遺志を受け継ぎ、地域に密着した美術館を目指すべく、次代(未来)へと続く道を示します。
分館 爲三郎記念館でも“逸品”工芸編として、 過去10年の新規収蔵品の他、茶道具などの工芸品を中心に爲三郎遺愛の数々を展示します。爲三郎遺愛の逸品と出会い、優品と語り合うひとときをどうぞご堪能ください。

 会期  平成29年9月16日(土)~10月9日(月・祝)
 休館日  月曜日 (10/9日(月・祝)は開館)
 主催  公益財団法人古川知足会 
 後援  愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、
スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

公益財団法人古川知足会財団設立30周年記念展「田村能里子ー風を聴く旅」

※こちらの展覧会は終了しました。

初代館長・古川爲三郎(1890-1993)が美術館の建設を夢見て財団を設立してから30年が経ちました。この記念すべき年の幕開けとして爲三郎記念館の壁画を手掛けた、洋画家・田村能里子氏による個展を開催いたします。

古代朱を思わせる錆びついた赤の世界。砂の肌触りを感じさせるざらっとしたマチエール。風が吹き、空気が流れ光が舞う。そこに佇む女たち。悠久の時を奏でる絵画世界。これが田村能里子氏が描き出してきた世界です。
一貫して“人のすがた”追求し、描き続けてきた田村能里子氏は、油彩画のみならず壁画の大作を手掛け、国内外問わず芸術活動を繰り広げてきました。田村レッドを称され、躍動する生命を象徴する赤は観る者の心を捉え、 “人のすがた”は、私たちに生きる力と喜びを与えてきました。
多くの人を魅了してやまない田村作品の原点は、アジアの地に根ざして逞しくそしてたおやかに生きる人々との出会いがありました。それらの人々を描き続けることによって育まれたデッサン力は田村作品の真髄といえます。瞬時に本質をとらえる洞察力、その時の空気までをも描き出す的確な筆跡、あらゆる無駄な要素を排除したシンプルな人の姿。それらが凝縮されたデッサンこそが田村作品を強靭にするエッセンス、生きる力です。
本展覧会では田村氏がアジア生活の中で描きだした“素のままの人のすがた”をテーマにしています。未発表のデッサン「イサーンの赫い風」シリーズを中心に、読書人の雑誌「本」(講談社発行)でのカット絵の原画などまだ見ぬ田村能里子の世界を紹介します。都会的な華やかな女性たちとは異なり、民族性を感じさせる目に光を宿した働く女性をテーマにした素描を通じ、描き出された女性たちの生きる眼差し、意志のある指先、命あるものの、生の輝きにみちた美しい人の姿をお楽しみください。

 会期  平成29年3月18日(土)~5月14日(日)
 休館日  月曜日
 ※ただし3月20日(月・祝)は開館し、翌21日(火)は休館
 主催  公益財団法人古川知足会  
   特別協賛  SMBC日興証券株式会社
 後援  愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会
 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)