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古川美術館企画展「Color ~色彩からのメッセージ~」

私たちの身の回りには、Color=色があふれています。色は大前提として現実を再現する役目を持っていますが、美術作品における色は、主題や構図とともにとても重要な要素を占めています。そして色の機能や意味は多種多様であり、私たちは色を通して作品の主題、心理的状況など、作者からの様々なメッセージを受け取ります。メッセージの受け取り方は、観る者の文化的背景や、それまでの人生経験に左右されるため、すべて同じ内容にはなりません。しかし、色には古今東西、万国共通のイメージというものがあることもまた、忘れてはいけません。
本展ではそんな様々な機能や意味を持つ美術作品の“色”に着目し、美術作品を通して、色がもたらすイメージやメッセージだけでなく、主題の意味合いをより強く印象付ける色、作家の思いや思考を表す色など、色がもたらす様々な視覚的、心理的効果を読み解きます。

竹内栖鳳「松魚」古川美術館蔵

 会期  2019年5月18日(土)~ 6月30日(日)
 休館日  月曜日
 主催  公益財団法人古川知足会  
 後援

  愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社
 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社

連携事業  あいちトリエンナーレ2019 beyond2020
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

分館爲三郎記念館特別展 高北幸矢インスタレーション「落花 未終景」

“老いることは美しい”と飾ることはできない。“老いることは醜い”と悲しむこともできない。“老いることは、人生を豊かにする”と容易には言えない。しかし老いの先にある終わりを認識したからこそみえる未来を見てみたい。“美しく老い、豊かに終えてゆく”最後の美しさを実現するために。   作家の言葉より
都市におけるサイン計画などの社会的価値の高いデザインを創出してきた高北幸矢は、2012年よりアーティストとしてインスタレーションを展開してきた。
高北がインスタレーションを展開するきっかけとなったのは、15年程前に見た落花の椿の夢である。一面を覆い尽くす真っ赤な椿は地面におちてもなお、その命を輝かせていた。高北が椿を見ているのか、それとも椿に見られているのか。それはむせ返るような匂いさえも感じる夢であったという。その死してもなお咲き続ける椿に自らを重ね、≪生きる力と美≫を見出したのである。
本展では、丹念に彫り続けられた椿で高北の胸中にある二面性を表現する。光と影、陰と陽、美と醜、生と死。それらは互いに照らし合い、補いながら終焉の美しさへと昇華していく。最後の美しさを求めて進化する高北幸矢の椿が爲三郎記念館で開花する。

落花、未終景展示風景

 会期  2019年5月18日(土)~7月15日(月・祝)
 休館日  月曜日(ただし7/15は開館)
 主催  公益財団法人古川知足会
 後援

 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社、CBC、
 愛知芸術文化協会
 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社  

 協力

 あいちトリエンナーレ2019 beyond2020

 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
 Pコード  769-614 《販売期間》3月20日~6月30日

 

特別展Collector’s exhibition「日本の巨匠」

Collector’s exhibitionとしてアートコレクターが収集した秘蔵の一級品を紹介する展覧会を初めて開催します。美術の愛好家たちが選び、プライベート空間で愛でてきた珠玉の美術品を、【次世代に残したい30人】に厳選し紹介します。国全体が大きく変貌を遂げた時代、明治の幕開けと共に島国日本は長い鎖国から解き放たれ、他国の影響を受けながら文化を発展させてきました。その立役者となったのが切磋琢磨して己の芸術を追究した芸術家たちです。近代日本画の礎を築きあげた横山大観、竹内栖鳳。山水画から風景画というジャンルの道しるべとなった川合玉堂。浮世絵から美人画という花形絵画を確立した鏑木清方、上村松園。洋画を見れば、油絵具の質感にもがき苦しみながら日本の洋画を作り出した梅原龍三郎、美しい一本の線を求め続けた宮本三郎など。日本のアートシーンはこうした芸術家たちによって支えられてきました。平成から改元する今だからこそ、後世に残したい30人の巨匠をとりあげ、激動する美術界を支えた日本画・洋画英雄たちの個の輝きを紹介します。
【出品作家一例】
《日本画》横山大観、竹内栖鳳、川合玉堂、前田青邨、安田靭彦、鏑木清方、上村松園、
     東山魁夷、高山辰雄、杉山寧、平山郁夫、加山又造 他
 《洋画》梅原龍三郎、安井曽太郎、レオナール・フジタ、荻須高徳、中村 彝、中川一政、三岸節子 他

横山大観「日本正気」1941年 個人蔵

加山又造「猫」個人蔵

 

安井曽太郎「静物」個人蔵

レオナール・フジタ「人物」1927年 個人蔵 ©Fondation Foujita/ADAGP,Paris &JASPAR,Tokyo,2018 E3244

 会期  2019年3月16日(土)~5月6日(月・祝)
 休館日  月曜日
 ※ただし4/29、5/6は開館 4/30は休館
 主催  公益財団法人古川知足会  
 後援

  愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社
 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社

協力  あいちトリエンナーレ2019パートナーシップ事業
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
 Pコード  769-456 【販売期間】1/22〜5/6

分館爲三郎記念館特別企画「漆・浅井啓介」展

「漆」・「漆器」は英語にすると「japan」と呼ばれ、まさに日本を代表する素材です。
温暖湿潤な気候の中で育った漆の木から採取される日本漆は、日本の気候と日本人の美意識、そして匠の技によって手を加えられてきました。漆は防水性・耐熱性・耐久性を高める他にも、麗しい深みのある色や独特の質感、光沢とあたたかくやわらかみのある手ざわり、気品に満ちた風格を与えます。本展ではそうした漆の表現の可能性を追求する漆芸師・浅井啓介の漆の世界を紹介します。
日展で活躍する浅井は漆を単なる伝統的な工芸品だけではなく、生活のあらゆるシーンを演出できる素材としてとらえ、漆による現代にあった空間つくりを実現しています。空間を一新する大型の壁面作品や独創性に富んだオブジェ、食卓を彩る漆は、大胆な意匠の中に緊張感のある丁寧な手仕事を見ることができます。漆芸に向き合い、現代のニーズにあった漆の展開を見せる浅井の今に生きる漆工芸をお楽しみください。
また期間中は浅井による器でカフェメニューを提供いたします。(別途有料)五感を使って楽しめる爲三郎記念館ならでは作品との語らいをお楽しみください。

浅井啓介「円想」

 会期  2019年3月16日(土)~4月7日(日)
   ※4月9日(火)~5月6日(月・祝)は季節の室礼となります。
 休館日  月曜日
 主催  公益財団法人古川知足会
 後援

 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社
 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社  

 協力

 あいちトリエンナーレ2019パートナーシップ事業

 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

 

古川美術館新春展「日本のこころ~つながる美」

※こちらの展覧会は終了しました。

5月に新元号へと切り替わり、新たな時代の幕開けとなる2019年。平成最後を飾る古川美術館の所蔵品展となる新春展では、先人の築いてきた日本美に注目し、受け継がれていく日本のこころを伝える日本画、洋画、工芸品をご紹介します。
日本美の象徴とされた「富士」と「桜」、新春にふさわしい華やかな「祝い」、雪月花に代表される詩情あふれる「自然美」をキーワードに、長きに渡り受け継がれてきた日本の美意識をお楽しみいただきます。歴史的な節目となる年にちなみ、日本の歴史や文学の登場人物、歴史的建造物などを描いた作品もご紹介します。芸どころ名古屋の基礎を築いた德川宗春を描いた加藤正音「尾張春風伝 德川宗春」も初公開。横山大観、川合玉堂、前田青邨、上村松篁、片岡球子らの伝統的な日本美から、現代作家の描く日本美まで、様々につながる美の形、日本のこころをお楽しみ下さい。

 会期  2019年1月2日(水)~3月3日(日)
 休館日  月曜日休館(但し、1月14日、2月11日(月・祝)は開館、両翌日(火)は休館)
 会場  古川美術館
 主催   公益財団法人古川知足会
 後援  愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

平成30年度古川美術館特別展「日本画家 木村光宏 〜山紫水明を描く〜」

※こちらの展覧会は終了しました。

日本には万年の雪を頂き優美な姿でそびえたつ山々、美しく煌めく海に浮かぶ大小の島々、紅葉に彩られた美しき錦のような森や湖があります。そして四季折々に変化し、繰り広げられる自然の美しきドラマを写しとる風景画家・木村光宏。日本画の岩絵具の美しさを生かしながら、大画面に雄大な自然を描き出すその手法は、木村光宏ならではの世界です。
古川美術館では平成26年(2014年)に「日本画家 木村光宏の世界」(会期:3/15~5/11(日)として、画業初期の人物画から、日展特選作品、群像表現から風景画への転換から、近年の国立公園シリーズを展覧する回顧展を開催しました。
2回目の開催となる本展では、国立公園シリーズや、故郷である信州を描いた作品などを中心に、木村光宏が描き出した美しき日本の風景を紹介します。雄大なる山々、そこに冴え冴えと輝く月、静かなる湖や樹林、迫力ある滝など、木村によって描き出された日本の山紫水明をどうぞご覧ください。
また、木村は閑輝会・朱生会を主宰し、後進の指導も積極的に行っています。本展では日展特選を受賞した朱生会の主力作家6人を選抜し、作品を紹介します。

 会期  平成30年10月20日(土)~12月16日(日)
 休館日  月曜日休館
 会場  古川美術館
 主催   公益財団法人古川知足会
 後援  愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

特別展「ジュディ・オング倩玉 木版画の世界 ~作家ジュディ・オング倩玉の魅力~」

※こちらの展覧会は終了しました。

歌手・女優として世界で活躍するジュディ・オング。もう一つ忘れてはならないのが、木版画家・ジュディ・オング倩玉としての活動です。幼いころから絵を描くのが大好きで、25歳の時に出会った井上勝江の木版画に魅了され、井上に師事して木版画を始め、そこでも才能を開花させます。彼女のテーマは一貫して日本家屋と花です。特に日本家屋は全国各地の旧家や神社仏閣を自ら取材して、印象深い構図と、木版画ならではの力強い線と、繊細な表現で日展の入選を重ね、2005年には特選を受賞するなど、輝かしい実績を残しています。古川美術館ではこれまでに3回にわたり、ジュディ・オング倩玉の木版画作品をご紹介してきました。4度目の開催となる今回は、日本家屋を題材とした初期作品から日展特選受賞作はじめ、最新作までを通して見える画業の充実、そして彼女が「人生において、いつもともにあった」と語る花の作品をご紹介します。そして直接の師である井上勝江の作品、そして井上の師匠・棟方志功の肉筆画と書も展示し、ジュディ作品の源流、師の系譜をご紹介します。志功の最後の愛弟子である井上の作品は、モダンな構図で、白黒の世界でありながら、色彩を感じさせ、初期のジュディ作品にも大きな影響を与えています。また、ジュディ・オング倩玉が所蔵する棟方志功の肉筆画(倭画)である「神・御説・蓬莱之図」は、『何でも鑑定団』(テレビ愛知の2/20放送)にも出品されたもので、鶴亀や松竹梅、龍など吉祥の象徴を画面いっぱいに描き、原色の絵の具を多用した鮮やかな色彩が目を引く逸品です。また、ジュディ氏が続けている日本介助犬協会のサポート大使としての活動や、介助犬協会のTシャツのイラスト原画も展示します。
本展では、木版画家ジュディ・オング倩玉だけでなく、素顔のジュディ・オングの魅力にも迫ります。

 会期  平成30年8月4日(土)~10月8日(月・祝)
 休館日  月曜日
 ※ただし9/17、9/24、10/8は開館 9/18、9/25は休館
 主催  公益財団法人古川知足会  
 後援

  愛知県、愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、社会福祉法人日本介助犬協会
 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社

 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
 Pコード  469-112 【販売期間】6/1~10/8

爲三郎記念館 愛知県立芸術大学陶磁専攻柏会30周年記念展-柏会の軌跡-

愛知県立芸術大学陶磁器専攻科は歴史と伝統に培われた一大陶産地を背景とし、人々の暮らしを見据えた陶磁の在り方を模索するため平成元年に設立され、暮らしの中の陶磁器など、建築陶磁など次世代を担う人材を育成しています。
その設立30周年を記念した本展では、教授、卒業生、修了生、現役の学生の中から現在活躍し、今後が期待できる作家を一堂に展覧します。
柏会は、日本の“やきもの”の伝統を現代に生かすことを考え日々研究をしています。特に日常の生活の中で使えるものを制作することにこだわり、《日常で使われ形を変えてきたものこそが陶磁器の伝統を作っている》という理念のもと日本の食文化を支えてきた器を発表してきました。
本展では、そうした研究に立脚した《自分らしい》挑戦から生まれた個性に注目し、それぞれの作家の作品の魅力に迫ります。
次世代を担う陶芸家たちの≪今≫をお楽しみください。

 会期  平成30年8月4日(土)~10月8日(月・祝)
 休館日  月曜日
 
ただし9/17、9/24、10/8は開館 9/18、9/25は休館
 主催  公益財団法人古川知足会  愛知県立芸術大学美術学部
 後援

 愛知県、愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、
 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社  

 備考

 三越美術画廊にて愛知県立芸術大学陶磁専攻柏会30周年記念展-柏会の軌跡-特別企画展示
「酒器とつまみの器」を開催します。会期は8月29日(水)~9月4日(火)

 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
 Pコード  469-112 【販売期間】6/1~10/8

 

風景の会 〜30年の歩み〜

※こちらの展覧会は終了しました。

風景の会は、《中部画壇に新風を》との思いで加藤金一郎が、会派を超えて上原欽二、平川敏夫らと創立したものです。第1回展「中部画壇に新風を」として開催後、第2回展「木曽三川を描く」、第3回「街道を描く」と、年ごとにテーマ、取材地を決めて開催しています。また日本を代表する富士をテーマとした「平成の富嶽百景」、中部地方から飛び出して、北方四島をテーマとするなど、意欲的な活動をしています。そして平成5年(1993)年には、愛知県芸術文化選奨文化賞を団体として受賞しました。
その《風景の会》は2015年に設立30年を迎え、現在も自身の風景を求め向き合う作家たちが活躍しています。ここで30年の一つの節目とし、古川美術館を会場に、これまでの風景の会の歩みを振り返る展覧会を開催します。1986年の風景の会設立者の加藤金一郎から、現在会で活躍する作家まで、《風景の会》展出品作を中心に展示し、テーマや会の歩みを振り返りながら、それぞれが追求してきた風景を展示します。
《風景の会》設立30年余の会の歩みを振り返り、中部画壇に遺してきた足跡や、風景表現への意欲的な取り組み、その意義に光を当てるとともに、風景表現はどのように変貌してきたのか、これからの風景とは何か、その可能性に迫ります。

《出品作家》
ー物故作家ー
加藤金一郎 上原欣二 平川敏夫 市川晃 成田陽

ー現会員ー(50音順)
飯田史朗 岩原良仁 梅村孝之 大島幸夫 片山 宏
加藤厚 加藤勁 加藤鉦次 加藤茂外次 木村光宏
金原テル也 斎藤吾朗 島橋宗文 菅沼鉄王 鈴木喜家
袖垣治彦 傍島幹司 田内公望 竹原城文 塚本英一
坪井孟幸 中島佳子 中村 英 長谷川仂 平井誠一
松井和弘 松谷慶子 村山きおえ 森岡完介

   平成30年5月26日(土)~7月16日(月・祝)
 休館日  月曜日
 主催  公益財団法人古川知足会 風景の会
 共催  中日新聞社
 後援  愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社 
 特別協力  松坂屋美術画廊
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
 チケットぴあ  Pコード 768-962  ◎販売期間 4月20日(金)~ 7月1日(日)

分館爲三郎記念館 特別企画 第11回国際絞り会議 in Japan 名古屋会議

絞り染めは世界でも最も古い模様染めで、紀元前から行われてきました。エジプトや南米、そしてアジアではインドが古く、それが中国、日本に伝わりました。日本の古いものでは正倉院や法隆寺に伝わっている布に絞り染めが施されているものが見られ、絞りの起源を伝えると共に、現在では日本の宝としてその高い技術をうかがい知ることができます。本展ではそうした日本の絞りの起源に着目し、今もなお京都、大分、愛知での産業として定着している絞りのルーツを、日本の染織史家・染色家吉岡幸雄氏の協力のもと紹介いたします。
吉岡幸雄氏は、自身の研究のため膨大な古裂(ごぎれ)を所蔵されています。その中には、正倉院宝物と同時期の8世紀に制作されたものもあり、現在でも古の人々の染色技術、絞り技術の高さを伝えるものとして貴重です。本展ではその正倉院期の古裂を中心に、日本で美しい発展を遂げた絞りを時代を追って紹介し、現在まで絞りがどのように発展してきたかをご紹介する内容となっています。
また、本展はワールド絞りネットワーク(World Shibori Network、WSN)が主催する第11回国際絞り会議(11th International Shibori Symposium in Japan)の名古屋会場の一つとして開催いたします。
名古屋は、第1回国際絞り会議の開催地であり、さらにワールド絞りネットワークの本部があります。本展は山形での本会議のプレイベントとして開催されるもので、名古屋城、名古屋市博物館の2会場と共同で行います。名古屋城では名古屋城築城と関わりのある有松絞りの起源をたどるものを、名古屋市博物館では有松鳴海の嵐絞りを展開し、古川美術館では日本の絞りのルーツを紹介することで3会場で絞りの諸要素を紹介します。

 会期  平成30年5月26日(土)~7月1日(日)
 国際絞り会議開催は6月27日(木)〜7月1日(日)
 ※7月3日(火)〜7月16日(月・祝)は季節の設え
 休館日  月曜日
 主催  ワールド絞りネットワーク 第11回国際絞り会議名古屋実行委員会 公益財団法人古川知足会 
 後援

 文化庁 名古屋市 愛知県教育委員会 名古屋教育委員会
 NHK、中日新聞社、CBCテレビ、東海テレビ放送 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 公益社団法人名古屋観光コンベンションビューロー 一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会 愛知県絞工業組合 有松絞商工協同組合 鳴海絞商工協同組合 有松商工会 ナゴヤファッション協会 特定非営利活動法人コンソーシアム有松鳴海絞 京都府、京都市、京都絞り工芸館 朝倉市甘木、大分市、大分合同新聞社、横手市

 協力  一般社団法人民族衣裳文化普及協会 丹羽幸株式会社 愛知善意ガイドネットワーク
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

第57回日本現代工芸美術展東海展概要

※こちらの展覧会は終了しました。

現代工芸美術展の東海展を古川美術館、分館爲三郎記念館の両館にて開催します。
用と美を兼ね揃えた工芸には、機能を主としつつ美的な処理を行う工業製品のデザインや、合理性と経済的思想から生活過程に随伴する生活工芸、ハンドメイドにこだわるクラフトなどその分野は多岐にわたります。しかしそこには、現代に生き、現代の感性で自らの世界観を追究しそれを造形化するために工芸素材を駆使し、工芸美を追究する作家の姿勢が根底にあります。
本展ではそうした今を生きる工芸の姿を紹介します。日本全国主要都市を巡回する本展は、人石川の名窯大樋焼の芸術院会員大樋年朗、同じく芸術院会員人形作家の奥田小由女、金属の宮田亮平、陶芸の亀井勝、曽根洋司をはじめ約120点の作品を一堂に公開します。
今を生き、命を灯す現代工芸の美を楽しみください。

 会期  平成30年4月29日(日・祝)~5月13日(日)
 休館日  なし
 会場  古川美術館 分館 爲三郎記念館
 主催   一般社団法人現代工芸美術家協会 現代工芸美術家協会東海会 公益財団法人古川知足会
 共催  中日新聞社 東海テレビ放送
 後援  愛知県、名古屋市、愛知県 岐阜県 三重県 名古屋市 各教育委員会、スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

古川美術館企画展「黒野清宇遺墨展~かなの美」

※こちらの展覧会は終了しました。

かな書の第一人者の一人で2017年7月に逝去した愛知が誇る書家・黒野清宇(1930-2017)の遺墨展を、彼が主宰したかな書研究会の《玄之会》の協力のもと、開催いたします。
黒野清宇(本名・貞夫)は1930年に豊田市に生まれました。若いころより書家を志し、愛知学芸大学(現・愛知教育大学)在学中より《かな》に惹かれ、古筆の臨書、倣書に励みます。しかし書も展覧会で大会場に展示されるようになり、かなも漢字と同じように壁面芸術としての大きな文字を求められるようになると、師・宮本竹逕らとともに「大字かな」運動に加わります。小さく典雅なかな文字だけではなく、大きな壁面芸術としての大字を研究し、《かな》の新たな可能性を切り拓いていったのでした。そして黒野は日展・日本書芸院展を中心にかな書を発表し続け、愛知県芸術文化選奨、日展文部科学大臣賞を始め、数々の受賞を重ねます。2009年には第61回日本藝術院賞を受賞し、かな書の第一人者として書道界で活躍しました。同時に母校の愛知教育大学で教鞭(1972-1992)をとった他、玄之会を主宰し、後進の育成とかな書の普及と発展に大きな功績を残しました。
かな書一筋の黒野清宇の書は、日本の書論から仮名の書法を研究し、そこに現代的なものをどうやって取り入れるかを様々に試みています。そしてかな書ならではの、文字と文字のつながり(連綿)、それによって生み出される流麗で柔らかな線、その線に立ち現れる濃淡の墨の調子、変化に富んだ構成と造形の妙の全てが一体となった上に、万葉仮名と漢字、かなを組み合わせたり、放ち書きをしたりと、現代人として生きる力強さも感じさせる、独自の書の境地を切り拓いたのです。晩年には「万葉集」、特に「貧窮問答歌」をテーマとした大字かなに、線情豊かな書を発表しました。
本展では、黒野の晩年の「貧窮問答歌」(万葉集)の書を中心に、黒野の書の原点ともいえる平安の散らし書きの伝統を汲んだ美しく繊細な書、若い頃の流麗なかなの帖、また日々の想いをつづった書、蒐集した文房四宝(筆、硯、墨、紙)なども展示し、さまざまな黒野の書の世界を展覧します。
また分館の爲三郎記念館では黒野清宇の作品とともに、玄之会の書家の作品を展示します。かなの美を通じ、書に生きた黒野清宇の生の軌跡をご覧ください。
地をご覧ください。

 会期  平成30年3月17日(土)~4月15日(日)
 休館日  月曜日
 会場  古川美術館 分館 爲三郎記念館
 主催  公益財団法人古川知足会、玄之会
 後援  愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社、公益社団法人 日本書芸院、東海テレビ放送株式会社、スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
 チケットぴあ  Pコード 768-781  ◎販売期間 1月10日~4月15日

 

特別企画「花人 河村敦子 妹に捧ぐ命の花」

※こちらの展覧会は終了しました。

今から10年前、一人の洋画家がこの世を去りました。その人の名は平田豊美、花人河村敦子の実の妹にあたります。花人・河村敦子は、変化に富んだ日本の四季を心より愛で、活け花を通じ表現してきました。花器にいけられた花自体のフォルムのみならず、展示する場を意識した河村の活け花は空間を斬新にも一新させる力を秘めています。本展では、そんな花人・河村敦子の≪花を活ける≫とルーツに迫ります。
河村の妹・平田は画家になることを夢みていましたが両親に反対され、40歳でようやく絵に向き合うことができました。しかしこれからという60歳に胃癌にかかり、61歳でこの世を去ります。最後まで筆をとり、短くも太く描き続けた彼女の生き様は、花人・河村敦子の心に強い影響を与えました。
平田は晩年、北海道の風景に惹かれ、各地を巡り作品を手掛けました。それは1995年、心機一転をするために河村が訪れた地でもありました。強く邁進する姉の足跡が、≪生きたい≫と願い筆をもつ平田の背中をおしたのでしょう。晩年の渾身の作品群はこうした姉妹の絆から生まれたものです。そして河村は平田の没後、妹への想いを追体験する為に彼女の作品の取材地を巡ります。それは妹の通った道を辿り、そこで何を見て、何を感じたか、妹の想いを紡ぐ旅となりました。河村から平田へ、そしてまた河村へと廻ったこの想いは、その後の河村の強い表現力となったのです。
花人・河村敦子の花には人の心に寄り添える優しさがあります。それは河村の辿った妹への追体験が形となっているからでしょう。本展は平田の没後10年、ようやく妹への想いと向き合う決心のついた河村の姉妹の絆、弔いの心を活け花に託し展開します。

※こちらの展覧会は終了しました。

※こちらの展覧会は終了しました。

 会期  平成30年2月16日(金)~2月18日(日)
 会場  分館 爲三郎記念館
 主催  公益財団法人古川知足会  
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

平成30年 古川美術館 新春企画「寿ぎの四季」展

※こちらの展覧会は終了しました。

新しき年を迎えるこの新春に日本の美しい四季を館蔵品で巡ります。
いにしえの中国では、自然界や人間社会の諸現象は木・火・土・金・水の五つの要素が循環することで森羅万象の生成・変化が起こると考えられていました。そしてその考え方は季節においても応用され、春は「青春」、夏は「朱夏」、秋は「白秋」、冬は「玄冬」といった美しい言の葉で表されました。そして、四季が全て揃うことはめでたい事とされ、それをひとまとめにした四季花鳥図は祝の席でも用いられました。
本展では春の芽吹きに始まり、命の輝きを増す夏、豊かな実りの秋、寒さ厳しい冬、そんな四季折々の自然や人々の姿を、画家の鋭い感性で捉えた作品を通して、日本の四季を寿ぎます。
今年の”美術館初め”は、古川美術館の四季探訪からはじめてみませんか?

 会期  平成30年1月2日(火)~2月12日(月・祝)
 休館日  月曜日(但し、1月8日、2月12日(月・祝)は開館、両翌日(火)は休館)
 主催  公益財団法人古川知足会  
 後援  愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会
 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)