次回の展覧会

平成30年 古川美術館 新春企画「寿ぎの四季」展

いにしえの中国では、自然界や人間社会の諸現象は木・火・土・金・水の五つの要素が循環することで森羅万象の生成・変化が起こると考えられていました。そしてその考え方は季節においても応用され、春は「青春」、夏は「朱夏」、秋は「白秋」、冬は「玄冬」といった美しい言の葉で表されます。新しき年を迎えるこの新春に館蔵品を通じてこの美しい四季を巡ります。「青春」と呼ばれる春は、冬の寒さから開放され、活動を再開する生命、まさに喜びに満ちた季節です。命芽吹く青春、美しく咲き誇りあたりを明るく演出する花、凍てつく寒さから徐々に温かみをまし色付く風景など、様々な観点から≪春≫を味わいます。「朱夏」と表される夏は、山々に緑が目立ち始め、大地を潤す梅雨から真夏に向けて変わりゆく自然をテーマに作品を紹介します。実りの時を迎える秋は、「白秋」とも呼ばれ、四季の中でも充実の時を迎え、錦の彩に溢れた季節です。同時に舞い散る落ち葉は万物の命の循環を感じさせ、日本人の感傷に訴えかけてくる季節でもありました。そうした秋の風情、命のはかなさなどは「もののあはれ」と表現され、数多くの名作を生み出してきました。そして黄金色の秋が過ぎ行くと、いずれ訪れる春にむけ、自然界では力を蓄える時期「冬」へと突入します。大地は玄(くろ)く凍てつき、日ごとに暗くなりゆく山は初雪で鮮やかに生きかえり、景色は純白へと姿を変えます。この静寂に包まれた冬の情景は、厳しい寒さと向き合いながら生き抜く生きとし生けるものすべての真実の姿を写しだします。本展では日本の美しい四季を作品を通じて紹介していきます。
一年の始まりは古川美術館で四季を探訪しませんか?

横山大観「霊峰不二」1944年 古川美術館蔵

川合玉堂「春峡萬弦」古川美術館蔵

麻田鷹司「銀閣雪後」古川美術館蔵

 会期  平成30年1月2日(火)~2月12日(月・祝)
 休館日  月曜日(但し、1月8日、2月12日(月・祝)は開館、両翌日(火)は休館)
 主催  公益財団法人古川知足会  
 後援  愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会
スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)