次回の展覧会

財団設立30周年記念「逸品セレクション」~爲三郎の夢~

今から30年前、1987年に財団法人古川会が設立されました。その3年後の1991年に古川美術館が開館しました。古川爲三郎が若い頃から蒐集してきた美術品をコレクションとして、現在ではその作品を中心に年に5回の展覧会を開催しています。爲三郎の美術品を私蔵することなく地域の皆様に広く親しんでいただきたいという遺志を受け、美術館と共に昭和初期の佇まいを残す分館 爲三郎記念館(爲三郎のかつての居宅)を舞台に活動を続けています。そして開館以来、所在地の千種区のみならず、中部地方に縁のある作家をはじめとした作品の蒐集にも努めて参りました。この度、財団設立30周年を記念して、その歩みを振り返るべく、前期と後期に分けて古川美術館の名品・優品を一堂に展示します。

前期には爲三郎が中心に蒐集して生きた作品の中でも“逸品”と自負する作品を展示します。日本画からは、爲三郎が「皇后さまの薔薇」と言ってとても大事にしていた前田青邨「薔薇」や竹内栖鳳「秋雨」、美人画コレクションの中からは上村松園「初秋」、伊藤小坡「慈愛」、富士画コレクションからは横山大観「三保の富士・松原」等を展示します。洋画からは和田英作「薔薇」、鬼頭鍋三郎「惜春」、中川一政「薔薇」など、その他、地元作家の杉本健吉「牡丹」等、爲三郎が長年かけて蒐集し、愛蔵した作品の数々を展示します。
分館 爲三郎記念館でも“逸品”工芸編として、 過去10年の新規収蔵品の他、茶道具などの工芸品を中心に爲三郎遺愛の数々を展示します。爲三郎遺愛の逸品と出会い、優品と語り合うひとときをどうぞご堪能ください。
後期には過去10年の新規収蔵品と「ブシコー派の画家の時禱書」を4年ぶりに公開します。

横山大観「三保の富士・松原」(左隻)1917年 古川美術館蔵

横山大観「三保の富士・松原」(右隻)1917年 古川美術館蔵

上村松園「初秋」1943年頃 古川美術館蔵

和田英作「薔薇」1939 古川美術館蔵

 会期  平成29年8月5日(土)~9月10日(土)
 休館日  月曜日(9/18日(月・祝)は開館、翌日休館)
 主催  公益財団法人古川知足会  
 後援  愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会
スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

財団設立30周年記念「逸品セレクション」~継ぐ 過去から未来へ〜

後期には当館が誇るフランス中世の装飾写本である『ブシコー派の画家の時禱書』を4年ぶりに特別公開いたします。また、『ブシコー派の画家の時禱書』に合わせて近年蒐集した数々の装飾写本のファクシミリ版(精密な複製本)も併せて公開し、西洋に花開いた写本藝術の一端をお楽しみください。同時に、過去10年間に蒐集した新規収蔵品と、これまで共に歩んできた当館ゆかり、また中部地方を拠点として活動する作家の作品を一堂に展示し、爲三郎の遺志を受け継ぎ、地域に密着した美術館を目指すべく、次代(未来)へと続く道を示します。
分館 爲三郎記念館でも“逸品”工芸編として、 過去10年の新規収蔵品の他、茶道具などの工芸品を中心に爲三郎遺愛の数々を展示します。爲三郎遺愛の逸品と出会い、優品と語り合うひとときをどうぞご堪能ください。

鬼頭鍋三郎「アトリエにて」古川美術館蔵

「ブシコー派の画家の時禱書」より「キリストの生誕(切抜)」古川美術館蔵

「ブシコー派の画家の時禱書」より「祈りを捧げるダビデ(切抜)」古川美術館蔵

「ブシコー派の画家の時禱書」より「羊飼いへのお告げ(切抜)」古川美術館蔵

 会期  平成29年9月16日(土)~10月9日(月・祝)
 休館日  月曜日 (10/9日(月・祝)は開館)
 主催  公益財団法人古川知足会 
 後援  愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、
スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)