第34回風景の会絵画展「愛知を描く~平成の残したい風景」

※こちらの展覧会は終了しました。

1986年に《中部画壇に新風を》と、当時の中部地方の日本画、洋画、版画を代表する作家たちが所属団体や会派の枠組みを超えて自由な立場で集結して設立した風景の会絵画展第34回展を開催します。設立当初より松坂屋美術画廊を会場としておりましたが、2018年をもって松坂屋会場での開催が終了したことを受け、2019年の名古屋での会場は古川美術館とし、秋に例年通り豊川市桜ヶ丘ミュージアムへ巡回いたします。今年は平成から新元号へと移り変わる節目にあわせ「愛知を描く~平成の残したい風景」をテーマとし、風景の会同人がそれぞれに選び、新時代へ残したい風景を描きます。

出品作家
飯田 史朗・岩原 良仁・梅村 孝之・大島 幸夫・片山  宏・加藤  厚・加藤  勁
加藤 鉦次・加藤茂外次・木村 光宏・斎藤 吾朗・島橋 宗文・菅沼 鉄王・鈴木 喜家
袖垣 治彦・傍島 幹司・田内 公望・竹原 城文・塚本 英一・坪井 孟幸・中島 佳子
中村  英・長谷川 仂・平井 誠一・松井 和弘・松谷 慶子・松村 公嗣・村山きおえ
森岡 完介・山田 隆量

 会期  2019年7月2日(火)~ 7月15日(月・祝)
 休館日  月曜日(但し最終日16日月祝は開館)
 主催  風景の会、中日新聞社 
 協力

 古川美術館

 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

分館爲三郎記念館特別展 高北幸矢インスタレーション「落花 未終景」

“老いることは美しい”と飾ることはできない。“老いることは醜い”と悲しむこともできない。“老いることは、人生を豊かにする”と容易には言えない。しかし老いの先にある終わりを認識したからこそみえる未来を見てみたい。“美しく老い、豊かに終えてゆく”最後の美しさを実現するために。   作家の言葉より
都市におけるサイン計画などの社会的価値の高いデザインを創出してきた高北幸矢は、2012年よりアーティストとしてインスタレーションを展開してきた。
高北がインスタレーションを展開するきっかけとなったのは、15年程前に見た落花の椿の夢である。一面を覆い尽くす真っ赤な椿は地面におちてもなお、その命を輝かせていた。高北が椿を見ているのか、それとも椿に見られているのか。それはむせ返るような匂いさえも感じる夢であったという。その死してもなお咲き続ける椿に自らを重ね、≪生きる力と美≫を見出したのである。
本展では、丹念に彫り続けられた椿で高北の胸中にある二面性を表現する。光と影、陰と陽、美と醜、生と死。それらは互いに照らし合い、補いながら終焉の美しさへと昇華していく。最後の美しさを求めて進化する高北幸矢の椿が爲三郎記念館で開花する。

 会期  2019年5月18日(土)~7月15日(月・祝)
 休館日  月曜日(ただし7/15は開館)
 主催  公益財団法人古川知足会
 後援

 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社、CBC、
 愛知芸術文化協会
 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社  

 協力

 あいちトリエンナーレ2019 beyond2020

 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
 Pコード  769-614 《販売期間》3月20日~6月30日