※こちらの展覧会は終了いたしました。
古川美術館開館20周年を記念して特別展「鬼頭鍋三郎」を開催します。
鬼頭の生誕地にある美術館として氏の画業に着目し、その生涯の代表作を紹介すると共に、彼の原点である「サンサシオン」期(初期作品)や、帝展特選受賞作品やその後すぐの作品である「午後」や「画室」も出品し、新たな鬼頭芸術の魅力をご紹介します。
鬼頭鍋三郎は、1899年名古屋市千種区に生れました。日本芸術院会員であり、日展、光風会において数多くの優れた油彩画を残した中部地方を代表する洋画家です。ほぼ独学で描いてきた鬼頭は、仲間と立ち上げた「サンサシオン」(1922年設立)で研鑽を積み、光風会・帝展で頭角を現します。そして1934年に帝展で特選を受賞。常に安定した画力を示し、バレリーナシリーズを発表するなど、画家としての地位を固めます。その後、1954年から一年間ヨーロッパに留学。新しい人物表現や風景画も描き、帰国後は日本の伝統美である“舞妓”との出会いにより、新しい境地に至ります。
本展は代表作だけでなく、貴重な初期作品や、滞欧時代の人物画や風景作品もご紹介します。
また“地元から愛された鬼頭”という面から、鬼頭作品を所蔵する個人のご協力を得て、普段見ることの出来ない作品もご紹介します。開館20周年を迎えた古川美術館でバレリーナや舞妓だけではない鬼頭鍋三郎の魅力をお楽しみ下さい。
会場 | 古川美術館1階、特別展示室、2階展示室(名古屋市千種区池下町2-50) |
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会期 | 2011年 4月29日(金・祝)~7月3日(日)57日間 |
観覧時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) ★夜間開館:5月20日(金)20:00(入館は19:30まで) |
休館日 | 月曜日休館 |
観覧料 |
古川美術館との共通券
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主催 | 財団法人 古川会、中日新聞社 |
特別協賛 | SMBC日興証券株式会社 4月1日日興コーディアル証券より社名変更 |
協賛 | 株式会社 アサヒ ファシリティズ |
後援 | 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社 |
特別協力 | 株式会社名古屋画廊 |
分館 爲三郎記念館 特別展「鳥羽美花展―黎明(れいめい)への旅」
日本独自の染色技法である型染めを絵画の世界に持ち込み、新しい芸術表現を創り出した鳥羽美花の世界を、数寄屋建築の爲三郎記念館でご紹介いたします。愛知県出身で現在も地元にアトリエを構える鳥羽は、1994年の初めてのベトナム訪問を契機として、移ろいゆくベトナム各地の風景に心惹かれ、「二度と戻らない一瞬の表情」を捉えたスケールの大きい作品を発表してきました。また、平安遷都1300年を迎えた2010年、古都奈良の風景を描いた情緒あふれる作品を世界遺産の薬師寺及びベトナム・ハノイ文廟(孔子廟)にて発表し、大変好評を博しました。
古川美術館では平成19年、古川美術館及び爲三郎記念館にて、鳥羽美花型染展を開催し、圧倒的な存在感と心に響くその作品は来場者を魅了いたしました。それに続く本展では、ベトナム各地などを描いた代表作の他、薬師寺以外での日本公開は初となる奈良をテーマとした大作、そして初公開となる新作も展覧いたします。圧倒的な存在感と心に響く鳥羽作品は、数寄屋空間を一変させ、遥かなる心象風景へと皆様を誘います。
≪染色画家・鳥羽美花プロフィール≫
愛知県生まれ。
京都市立芸術大学大学院修了。
日本独自の染色技法である型染めを絵画の世界に
持ち込み、新しい芸術作品を創り出した。
現在、京都精華大学芸術学部教授。
会場 | 分館爲三郎記念館(同区掘割町1丁目9番地/美術館より徒歩2分) |
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会期 | 2011年 4月29日(金・祝)~7月3日(日)57日間 |
観覧時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) ★夜間開館:5月20日(金)20:00(入館は19:30まで) |
休館日 | 月曜日休館 |
観覧料 |
古川美術館との共通券
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主催 | 財団法人 古川会 |
特別協賛 | SMBC日興証券株式会社 4月1日日興コーディアル証券より社名変更 |
協賛 | 株式会社 アサヒ ファシリティズ |
後援 | 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社 |