現在開催中の「Your Best Collection~あなたと選ぶ古川美術館の名品」展に展示されている作品3作を、お家で楽しめる塗り絵として公開します。
おまけ ④爲三郎記念館塗り絵※印刷時の不具合を訂正しました。誠にご迷惑をおかけしました。
さて、竹内栖鳳の「松魚」。あっさり描いているように見えますが、実によく、カツオのツヤツヤとした表面、弾力のある身が表現されています。青と薄い桃色とを絶妙に施して、ピチピチとした感じが出ています。この活きのよさをどう表現するか、チャレンジしてみてください。
②の川合玉堂の「田子浦」。右半分は富士山の裾野が消えて余白となっています。この余白を、あなたはどう表現しますか?余白とは、何も描いていないこと、塗り残したところではなく、雄大な富士山の大きさを感じさせる、実に重要な表現となっていることに、気が付くはず。
③市野龍起「朔風」。この緻密な、パズルのような、下から湧き出てくるような色彩を、どう表現しますか?色鉛筆でもよし、水彩絵の具でもよし、パステルを使ってもいいかもしれません。
鶴の羽は、白一色ではないのです。白に見えて、様々な色が下から湧き出てくる。この色彩の魔術を楽しみながら、塗ってみてください。
④はおまけです。古川美術館の爲三郎記念館の外観です。緑あふれる庭園と、日本家屋の美しさ。塗る色で、春・夏・秋・冬、さまざまに表現できるはず。
どうか自由にお楽しみください。
そして《これぞ!》と思うのが出来たら、是非、その塗り絵をもって古川美術館にお越しください。入館料から200円割引(ただし美術館・記念館の2館共通入館券のみ)いたします。
SNSにアップするときは#古川美術館塗り絵を忘れずに!

市野龍起「朔風」