本日、6月30日の「夏越の祓(なごしのはらえ)」に合わせ、庭園茶室「知足庵」にて財団設立40周年記念茶会の第2弾「名品で愉しむ四季の茶会 〜夏越〜」を開催いたしました。
夏越の祓は、一年のちょうど半分にあたるこの日に、半年の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈る大切な節目行事です。本日は、この季節ならではの涼を呼び込む道具の取り合わせと、趣向を凝らした「見立て」の世界をお客様にお愉しみいただきました。

■ 茅の輪(ちのわ)を連想させる「見立て」の床の間
お茶席の顔となる床の間には、大徳寺170世・清巌宗謂による「圓相(えんそう)」の御軸を掛けました。この円を神社でお馴染みの大きな「茅の輪」に見立て、竹籠に活けた涼やかな季節の山野草とともに、皆さまをお迎えいたしました。

■ 涼を運ぶ主菓子と、遊び心溢れる干菓子
主菓子には、この日に欠かせない葛製の「水無月(大黒屋本店製)」をご用意いたしました。菓子器には、涼しげな川の流れや清らかな水を連想させる「晒竹皮付 渦文高台籠」を選び、視覚からも涼を感じていただける演出といたしました。
また、お薄とともに差し上げた干菓子には、少し現代的な遊び心を取り入れました。「UPBEET!Tokyo」の輪形のドーナツビスケットを小さな「茅の輪」に見立て、傍らに人の形をした和紙(人形・ひとがた)を添えてお出しいたしました。植物性のヘルシーな素材で作られたお菓子に「今年後半を皆さまに健やかに過ごしていただきたい」という願いを込めた趣向は、お客様の間でも大変会話が弾むひとときとなりました。
本日お越しいただきました皆さま、誠にありがとうございました。
本格的な夏が始まりますが、皆さまがこれからの半年を無病息災で、健やかに過ごされますよう、心よりお祈り申し上げます。




薄茶に続き、こちらの汲み出し碗にて「はぶ茶」をお出ししました


邸内待合の様子

開催中の展覧会 |彫刻家|山本眞輔先生(写真中央)もご来館中で本日の茶会対応職員(写真右:館長代理 古川愛、写真左:副館長 伊藤洋介)と記念撮影させていただきました。





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