爲三郎記念館創建90周年記念プロジェクト 名古屋が誇る近代数寄屋の名建築「爲三郎記念館」修復クラウドファンディング返礼茶会「ふきの縁茶会」を庭園茶室「知足庵」にて2日間行いました。
お客様には「寄付」である邸内「大桐の間」にて桜湯を召し上がっていただきました。

寄付「大桐の間」
その後、葺き替えたばかりの茶室「知足庵」へご案内

掛物:小堀宗中 筆「潤屋」 花入:一花一葉花入 花:一輪花
床のお軸は「潤屋」。花入れは初代館長古川爲三郎そして当代館長が大切に使用している真鍮の花器を、そして花は本来茶席には禁花とされる「バラ」を一輪。こちらは「バラ」の花言葉が”感謝”であることから本席で使用せていただきました。また敷板も新しく葺き替えた檜皮で代用。クラウドファンディングへのお礼の気持ちを込めた設えで皆様をお迎えいたしました。

本席
本席では、初めにお濃茶そして続き薄の流れで薄茶をお召し上がりいただきました。

主菓子「えにし」梅屋光孝製 おぼろ饅頭の中は初代館長古川爲三郎が好んだ上品な甘さの黒糖餡

佐川印刷 木下会長もご参席くださいました(写真左奥)

最終先には、ガラス作家 西中千人先生 ご参席(写真中央)

干菓子:有平糖 紫野源水製 ガラス細工のように美しい繊細な桜の有平糖

寄付担当

下足兼誘導

本席担当
本日ご参席いただきました皆様、そして本プロジェクトへご協力いただきました皆様ありがとうございました。
葺き替え工事完了後も、爲三郎記念館ではさまざまな文化活動を展開してまいります。引き続きのご支援をよろしくお願い申し上げます。