平成27年度 古川美術館企画展「四季暦〜玄冬之章」

※こちらの展覧会は終了しました。

2015年、青春から始まり、朱夏、白秋と続き、いよいよ本展において四季シリーズ最終章を迎えます。玄冬之章と題した本展覧会では、冬から芽吹きの春へ向かう情景を作品を通じて紹介します。黄金色の秋が過ぎ行くといずれ訪れる春にむけ、自然界では力を蓄える時期に入ります。大地は凍てつき、日ごとに暗くなりゆく山は初雪で鮮やかに生きかえり、景色は純白へと姿を変えます。この静寂に包まれた冬を画家たちはいかにして描いてきたのでしょうか。日を受けた所は銀のような輝きをみせ、雲の陰になった所は鉛のように複雑な表情を見せる雪や、雪とともに暮らす人々、寒さ厳しい中でもひっそりと咲く花や雪を楽しむように過ごす鳥。それぞれの画家の鋭い視線から描き出された《冬》の情景は、厳しい寒さと向き合いながら生き抜く生きとし生けるものすべての真実の姿といえるでしょう。
本展では、静寂の中から生まれた美術品から春の訪れを予感させる作品を展示し、《冬》を様々な観点から紹介していきます。
白銀の世界、静寂を堪能する旅へ・・・

 会期  平成27年10月24日(土)~12月20日(日)
 休館日  月曜日
 ※ 但し、11月23日(月・祝)は開館、翌11月24日(火)は休館
 ※11/16〜11/19までは爲三郎記念館のみ展示替えのため休館
 主催  公益財団法人古川知足会  
 後援

 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会 
 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社

 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

<注意事項>
※ 11月25日〜12月20日の間は分館爲三郎記念館のみ呈茶入館券利用可能

※ 10月24日〜11月24日は呈茶入館券の利用不可

分館爲三郎記念館開館20周年記念特別企画「小堀宗実と二人の陶芸家」本展は終了しました

日本を代表する大名茶道の遠州流は、江戸時代初期の大名茶人で総合芸術家として有名な小堀遠を流祖とし、王朝文化の理念と茶道を結びつけ、「綺麗さび」という幽玄・有心の茶道を創り上げてきました。
本展では、豊臣から徳川へという激動の時代を生き抜き、日本の美の系譜を再構築し、新たに近世初頭の明るい息吹と瀟洒を極める美意識を生んだ遠州流に伝わる道具や、遠州好みとして現代の作家が再現したものなどを紹介します。遠州流13世家元小堀宗実監修のもと、遠州流の奥深き世界をお楽しみください。

 会期  平成27年10月24日(土)~11月15日(日)
 休館日  月曜日
 主催  公益財団法人古川知足会
 後援

 愛知県教育委 名古屋市教育委員会 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社

 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

分館爲三郎記念館開館20周年記念特別企画
ねんげ句会共催 石田秀翠出版記念 石田流代表作家による「花と俳句」展本展は終了しました

芸どころ名古屋に誕生した石田流は単純化された線の美しさ、スピード感、自由な花器の選定などほかでは見られない特色を放ち、総合的ないけばな流派としての発展をとげ、現在にいたります。
現世当主である二代家元石田秀翠氏は、花のみならず、句画などの幅広いジャンルで才能を発揮し、句や民話、音楽などの世界と花を融合させた独自の世界観を構築しています。
本展では「花と俳句」出版を記念し、石田秀翠氏の世界を、芸どころ名古屋で古きよき時代を伝える爲三郎記念館で展開します。

 会期  平成27年11月20日(金)~11月23日(月・祝)
 休館日  月曜日
 主催  公益財団法人古川知足会 一般社団法人石田流華道会 ねんげ句会 
 後援

 愛知県教育委 名古屋市教育委員会 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社

 開館時間  午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)