明治以降、京都を中心に活躍した画家として最も有名な竹内栖鳳。彼の元には西山翠嶂をはじめ西村五雲、上村松園など多くの逸材が集まり、栖鳳一門は京都画壇の中心的存在になります。栖鳳門からは文展・帝展などの官展で受章を重ね、画家としての地位を築いた翠嶂・五雲などを排出する一方、小野竹喬・土田麦僊・村上華岳・入江波光などは国画創作協会を結成し、文展を離脱する動きを見せるなど、栖鳳一門からは多種多様な人材が育っています。
本展では栖鳳はじめ、官展で活躍した栖鳳一門の画家の絵を通して、栖鳳の目指した新しい日本画の世界の一端や、その画業の裾野の広さをご紹介します。
また、日本画の近代化に様々な形で貢献した栖鳳一門だけでなく、栖鳳と同時期に京都画壇の良きライバルだった山元春挙とその一門の絵や、京都画壇の近代化に一躍をはせた女性画家(上村松園・広田多津・梶原緋佐子・伊藤小坡)をあわせてご覧ください。
期間 | 2008年4月17日(木曜日)~6月8日(日曜日) |
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休館日 | 毎週月曜日 ※但し5月5日(月)、6日(火)は開館、5月7日(水)は休館 |
会場 | 古川美術館 |
開館時間 | 午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで) |
夜間開館日 | 毎週金曜は午後8時まで開館 (入館は午後7時30分まで) |
料金 | 大人1,000円 / 高・大学生500円 / 小・中学生300円 ※古川美術館、爲三郎記念館共通券となります。
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主催 | 財団法人古川会 古川美術館 |
後援 | 愛知県教育委員会 / 名古屋市教育委員会 / スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社 |